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無駄なく、豊かに、美しく生きる30のこと  加藤ゑみ子

Posted by 彩月氷香 on 16.2012 暮らし   0 comments   0 trackback
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著者は大変、美意識の高い方です。
美しさこそが幸せをもたらすという信念をお持ちです。

シンプルライフとか、断捨離とかが流行り出すより以前に、
無駄をなくすことを「美」の観点から提唱しておられました。

彼女の著作を読むと、背筋が伸びます。

洋服のスタイルに関しての提案だけは、堅過ぎると思いますけれど。
暮らしのルールについては、かなり厳しく限定された価値観ながら、
私は共感しています・・・残念ながら半分程しか実践できませんが。

以下、自分の備忘録としての膨大な書き抜きです。
読者さんへの気遣いは皆無なので、興味のある方のみどうぞ。
大切なのは、安直に安ものを買うことではなく、最初にどのような覚悟で衣装を選ぶかです。最高に似合って、いつも着たくなるもの、どこへ着ていっても褒められるようなものを持ち、汚さないような振る舞いをし、丁寧にお手入れして、着尽くしたいものです。

食材を使い切るには、加工食品の魅力に負けないことも大切です。市販のドレッシングや加工された特別な調味料は、たいてい余らせて廃棄したり、賞味期限切れになって捨てたりすることになるからです。それよりも、シンプルなお味噌、醤油、酢、砂糖、塩、ごま油、オリーブオイル、スパイスなどを組み合わせて、自家製の調味料をつくりましょう。健康のためにもよいですし、使う分だけつくれば、使い切ることができます。

自分のテイストがはっきりしていると、あれも好き、これも好きと、いろいろなものを集めなくてもすみます。つまり、無駄がなくなります。
軸になるテイストがあり、その許容範囲で拡がりがあるというおなら、深みにもなりますが、テイストの軸がないままに好みが豊富だと、衣食住ともに煩雑になります。
軸となるものの姿が感じられないので、せっかくの幅広い好みが互いに相殺し合ってしまうともいえます。

好みと似合っていることを一致させることは、特に衣装にとって重要ですが、住まいとて同様です。好みと暮らしぶりが一致してはじめて、住まいは美しく感じられます。
もしどうしても、好みと似合うことが完全に一致させられなかったら、好みを抑えて、似合うことを優先させるのが、無駄を減らすポイントです。

一度ご自分のワードローブで、テイストチェックを試みてはいかがでしょう?自分のものだと思わずに、この服が似合う人はどんな人なのか、想像しながら分類してみるのです。
何人もの人のイメージが出てきたら要注意です。どれが自分にもっとも似合っているかを、もっと強く意識しなくてはなりません。
テイストがひとつなら安心です。その中からより似合うものをしっかりと意識します。
似合うということは、いつもよりとりわけ美しく見えるということです。

自分なりの「定番」を持つことは、無駄をなくすのにとても大事な方法。

食器はこれ、衣装はこれ、バカンスはここと、生活のすべてに自分の「定番」を持ち、それに納得して、心を煩わせないでいられるとしたら、心穏やかに安心していられることでしょう。

つまり、便利さに惑わされないためには、それ以外の条件を厳しくすることです。
便利なだけでなく、美しくなくては使わない、という姿勢を自らに課すことです。

テレビの料理番組や料理本のお料理のすべてが、自分の家庭料理として日常食にふさわしいとは限りません。次々に出る新作料理を試すより、ご自分の得意料理を磨くための情報を入手するのが得策です。ほかにも応用できること、なるほどと思える手さばきなどといった基本のポイントの情報は、理解しておくとよいでしょう。

消費願望を楽しむ買いものは、生活が美しくなるものに限ることです。

住まいに、大げさではなく心地よい変化を与えることができる技術を持ちたいものです。

美しくないものは使わないと宣言すれば、無駄なものがあなたの持ちものからはもちろん、市場からも減るのです。

無駄な衣装がない、というのは、いつも自分の美意識、美的感覚に合ったものを着ていると思えることです。

道具は、美しいことと使い勝手がかなり一致します。

美意識、美的感覚が高まれば、目障りなものは消えます。無駄なものとして排斥されてしまいます。それでも無駄なものがなくならないとしたら、別な執着が影を落としているのでしょう。美意識、美的感覚が高まると、美しいものを知っている喜びは、物的執着すらも取り除いてくれるはずだからです。

素晴らしいものを毎日使うことこそが、本物を身につける早道です。

どのようにして本物を知るのかといえば、五感を鍛えること、これに尽きます。自分によい影響となる環境を与えることです。
視覚的には、美しい自然、優れた美術品に親しみ、聴覚的には、優れた音楽を聴き、触覚的には良質な素材に触れ、嗅覚的には、花の香り、食べものの香りなどを意識し、そして、季節の美味しいお料理を味わいます。
 
時間、空間、人、もの、そして味の、すべてがよい状態の最高の食事に、何度出会えるかといえば、残念ながらそんなに多くはないといえるかもしれません。でも、そんな「本物」の食事の時間をできるだけ増やしていくことが、人生の大きな喜びのひとつだと思います。

シンプルを目指すのは、ものの形も機能も、人との会話も、すべてよけいなものがないことで、かえって豊かになるからです。削ぎ落とすのは豊かさのためです。煩雑さをなくすだけでなく、別の大切なことを探し出すためです。

高級ブランドの食材であっても、電子レンジで温めるだけの加工食品やでき合いのドレッシングは使わないのが上質、という感覚を持つことを定着させたいのです。

感受性を高めること、美しいものに敏感であることも自分に与える贅沢です。

「小」がつく程度のものは、余分なものが取り払われていなくては、単なる小ささだけになってしまいます。小さければちいさいほど、本質が問われます。純粋さが問われます。「小」であることが、「小」ではないもの以上の魅力を持っていなくてはなりません。

レシピを見直すときのひとつの工夫は、季節別のレシピにつくり替えておくことです。
 
瑞々しさとは、清潔感があるだけではなく、生き生き感や透明感、新鮮さ、若々しいことを言います。乾燥していても、ほこりっぽさを感じさせないことです。

(2012.7.24)
「随分、窮屈だな」と感じられた方も多いかもしれません。
けれど、これだけ多種多様な物が溢れた時代に生きていて、
生活を美しくしようと思えば、必要な心構えだと思います。
身に沁みているはずなのに、いまだに安易な方へ流される私(涙)

本書に貼った付箋の数・・・29枚。


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  • 2012年08月16日 (木)

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