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チャリング・クロス街84番地  ヘレーン・ハンフ

2012.08.19 未分類   comments 0
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中公文庫
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NYに住む本好きの女性と、ロンドンの古書店の店主の交流。
二人は会うことのないまま、二十年も手紙をやりとりする。

ヘレーンは、テレビの台本を書くことで生計を立てている女性。
辛口のユーモアと朗らかさ、きっぷの良さが文面から伺える。

フランクはイギリス人らしい、一見堅物風の紳士だが、
礼儀を常に崩さぬながら、茶目っ気を秘めているのが見て取れる。

基本的に、ヘレーンが本を注文(なかなか我儘な依頼である)し、
フランクが可能な限りそれに応える・・・という流れ。

ヘレーンは物資の不足しているイギリスへと、
せっせと本代に添えて卵や缶詰やストッキングを送り、
それを受け取ったフランクや社員たちは、お礼状を書く。

書き手の個性がよく表れた手紙ばかりで、微笑ましい。
なんとも心が温まる。知的な遊び心にも満ちている。

双方の手紙から、生活ぶりや家族のことまで見えてくるし、
書物の魅力も、こぼれ落ちるほどに溢れている。

こんな素敵な書簡集、読んだことない!

(2012.7.26)
副題は「書物を愛する人のための本」となっています。
ヘレーンは英国崇拝家(アングロ・ファイル)なのですよね。
よって、英文学の名作が次々と手紙に登場します。
彼女の好みが極めてキッパリとしているのも気持ちよいです。
登場する本が重々しくも美しいのが羨ましくてなりません。
私も実はどっしりとした装丁の本が好きなのです・・・
マーク社のように状態の良い古本を探して送ってくれる古書店が
あったらいいのになぁ・・・しかもお手頃価格だなんて。
手紙魔なのでヘレーンに負けず手紙を書いちゃいます(笑)


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  • 2012年08月19日 (日)

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