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孤独の部屋   パトリック・ハミルトン

Posted by 彩月氷香 on 12.2012 翻訳 文学   0 comments   0 trackback
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パトリック・ハミルトン「孤独の部屋」読了。思っていたのと違って随分と賑やかな孤独だった。それでも孤独には違いないのだけど。狭い場所に多くの気の通わない人間が寄り集まって暮らすことの悲喜劇。嫌になるほど、よく理解出来る。かつての職場を思い浮かべると、まるで我が事のように・・・

読了後にツイッターに書いた感想です。

あまり知られていないというか、読まれていない作家ですね?
とても、いいと思うのですが。人間、そして人間関係の描き方が。

ちょっと、いえ・・・かなり煩わしいんですよね、ご近所さんが。
この感覚のリアルさが、ひぃぃ〜っイヤだっ!にならない。

イギリス風なのは、この一歩引いた感じかなぁ。
たぶん、私が好きなのはそこのところなのだと思います。

主人公の自己分析の具合のグルグルとまわってるとことか。
妙に冷静でありつつも、完全に迷い道に入り込んでる感じとか。

互いに干渉しあいつつも、根本的に無関心なところ。
そんな中、後半のちょっとした場面に、パーッと心が晴れます。

孤独の形は色々なんだな・・・と。
彼女を取り巻く一人一人の「孤独」についても考えると面白い。

「孤独」にも個人の「色」があるんだ。

美しい色も、濁った色も、楽しい色も、哀しい色も。
それらがマーブル状に模様を描いていたりもするんだ・・・

(2012.8.22)
どうやら劇作家としての評価の方が高い人みたいですね。
考えてみると、私は劇作家が書いた小説を好む傾向があるようです。


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  • 2012年09月12日 (水)

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