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『片づけの女神』吉島智美

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すばる舎
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片づけられない女子大生のもとに、突如あらわれた片付けの女神。
ビシバシとアメとムチを駆使して、主人公真奈美の意識を改革。

おおーっ。あのダメダメ女子大生が??
読み進むうち、感動すら覚える豹変っぷり。
部屋が片付いただけでなく、人生も明るく開けて来た!

ちょっと都合が良過ぎるんじゃないかと思います・・・よね。
ま、物語ですから、大げさにわかりやすく仕上がってます。

が。片づけの裏に潜む心の問題をこれほど明確に解き明かした本って、
なかなか無いんじゃないかと思える点で、私としては大絶賛したい。

「セルフイメージが低いと完璧主義になりやすい」
「すぐに判断出来ないモノは、自分の心の問題を表わす」

・・・この辺りの洞察と実例は、かなりグサっと突き刺さります。

女神のSップリが、炸裂してる本ですね・・・これが痛快!
というのは私なMだからかどうかは、わかりませんが。

では、ドカーンと片づけの女神の名言集、行っちゃいましょう!
(あくまでも私の心に響いたものをチョイスしてます)

私は叱られるのが好きだ!(あ、あやしい・・・)という人は、
主人公「真奈美」の部分を是非ご自分の名前に置き換えてお読み下さい。


知ってる?部屋は住んでいる人の心を表わすのよ。この状態を続けるってことは、あなたの将来も相当よ。混乱した部屋は、混乱した人生を呼び込むの。それでもいいの?

完璧主義っていうのは、完璧な人って意味じゃないの。自分の心の中で、完璧になりたい、完璧にならなくちゃ、完璧じゃないとダメなんだ、って思い込んでいる人のことをいうの。中途半端な自分が許せないから、ちょっと指摘されただけなのに、全否定されている気になって、キレちゃうんだよ

そうかしら、目的は最終的にどんな人生を歩みたいかにつながるのよ。部屋は、自分のためにあるのよ、モノのためにあるんじゃないわ

出来ない人ほど一気に大きな目的に向かって、いわゆる大きな目標を立てがちなの。それだと当然失敗するので、“やっぱり私はダメなんだ”と落ち込んじゃうの

上手くいっている人に相談するとか、ステキな部屋を見るとか。いい刺激を積極的に受けるのもいいし、ごほうびを用意するなんてのもあり。とにかく、気分転換が大切よ

大学受験だって受験日があるから、それまでは頑張って勉強するでしょう。あなたの学力が準備万端になったら、いつでもトライしていいですよって言われたら、真奈美は必死に勉強する?

出来ないと思ったら、どんな簡単なことも出来なくなるわよ

片づけはね、自己管理力を付ける一番の近道なのよ。自己管理が出来れば、ダイエットだって、勉強だって自分の思うままよ

だから、服が大切なんじゃなくて、自分に似合うかが大切なのよ。どんなにステキな服でも、真奈美をステキにしてくれないアイテムなんて本当に必要かしら?

好きなブランドや雑誌は、あくまで参考よ。そこから自分に似合う色、デザイン、素材にもっと敏感にならないと。そして、自分のスタイルが決まったら、そのスタイルの質を上げることがスッキリ生活には大切なの

ジャマだから即捨てるというのは、モノがなぜ手元にやって来たか、原因を考えずに捨てているだけなの。それじゃいつまでたっても、本当の意味で問題解決にならないわけ。むやみやたらにモノを捨てるのは、心が凶暴化している証拠よ

自分の得意なことや好きな事って、たいていの人が、こんなの当たり前だと思って、特別なことだと気づかずに人生を送ってしまうのよね。もったいないと思わない?

混乱しているというのは、成長している証拠なのよ。毎日淡々としていたら、混乱もないけど、刺激も、成長もないわ


いかがでしたでしょうか?

このような女神の薫陶を受けて生まれ変わった真奈美の独白も面白いです。
以下、真奈美が女神から学んだことのまとめを少し、ピックアップ。

両手にたくさんのモノを抱えていては、新しいモノはつかめない。新しいモノが目の前に現れたら手放そう、と考えがちだけど、どれを手放そうか悩んでいるうちに、目の前のチャンスは、アッという間にとおり過ぎてしまう。
受け止める準備ができている人が、いち早くチャンスを捕まえることが出来る気がする。片づけは、チャンスをつかむための、前準備なのかもしれない。

イヤだから逃げるのではなく、何がイヤだと思わせているのか、不安の原因を探る。探って、問題を整理すると、不安はただの幻想で、自分は起こってもいないことで、悩んでいただけだって気づいたりする。


いきなり話が大きくなる気がしますが、この流れで最終的には
「普段の片づけが習慣化している人は願望達成しやすい体質になれる」
というところに着地するわけなのです。

そうですねぇ・・・そうは問屋がおろさない気もしますが。
私自身、部屋が片付くにつれ、くよくよ悩むことは減っている気はします。
散らかった部屋に住んでいると、頭の中も雑然としてくるものですし。

あれ?あれはどこへ行ったけ~?と探しまわることがなくなるだけでも、
時間と心に余裕ができますものね。

いや、とにかく、この本は大変楽しく読みました。
ノリが軽いようで、かなり奥が深いです。
取り上げませんでしたが、家族の問題にも触れています。

たかがモノされどモノ・・・
持ち物とその管理状況に心の問題は表れているのだと思います。

(2012.9.10)
こうして偉そうに感想を書いてる私の部屋(持ち物)の状態は?
えー、ずばり。「頑張ってはいるけれど、詰めが甘い」です。
片付けの女神のお墨付きをもらえるまでは、まだ遠い道のり・・・

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  • 『片づけの女神』吉島智美
  • 2012年09月28日 (金)

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