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ラスト・チャイルド(下)   ジョン・ハート

Posted by 彩月氷香 on 27.2012 ジョン・ハート   2 comments   0 trackback
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ハヤカワ・ミステリ文庫
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上巻の感想にて。
読んだことあるような設定だとしつこく嘆きましたが。

下巻になってくると、ちょっとその感覚が薄れてきます。
それはそれで、今度は「ありゃりゃりゃりゃ~」な急展開で。
でも、この展開がまた別の意味でデジャブだったりします。

もう。ダメだ。
どう転んでも読んだことあるような感覚から逃れられない。
それが無ければ、素直に良く出来た娯楽小説だと思えるんですが。

私、この手のストーリーを読み過ぎなのかもしれない。
・・・と、ちょっと思ったりしました。も、やめよかな、読むの。

もともと「型」のあるものが苦手で。
例えは悪いですが、「水戸黄門」とか「渡おに」の良さが、
これっぽっちも理解できない性分です。

絵になる、ハマる役回りってあるじゃないですか?
どうもなぁ・・・私は白けちゃんだよなぁ。

海外の犯罪小説も、どう頑張っても「定型」がある。

狙われるのが賢くて勇気のある少年もくしは少女、
犯人はサイコパスで、小児性愛者か、強姦魔か、
屍体愛好者か、放火魔で、かつ連続殺人者。

刑事はやたら頭はキレるけど人格にやや難あり、
家族に恵まれなかったり、暗い過去を持ってたり、
自身が一歩間違えば犯罪者的な気質だったり。

そこに美人の同僚か、被害者の母だかが絡む。
身内に真犯人がいる、もしくはいると疑わせる・・・のも定番。
マスコミ対策に苦慮する場面も必ず登場。

ああ・・・。これは。これは。
えーと。えーと。残念なことだが正直に言おう。

も~飽きた!!!

最後に、ちょっとサプライズはありましたのです、本作。
えっ。それ・・・それですか、そうですか、真実は?

ですが、このヒネリすらも何かに似てると感じました。
だいたい・・・小道具に自転車っていうのは。
以前もどこかで出会ってますよね・・・絶対。

まぁ・・・私としては不満だらけですが。
この手のストーリーを読み過ぎてなければ、面白いでしょう。
ええ、決して。出来が悪い話ではありません。

(2012.10.10)
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こんにちは。
ジョン・ハートの小説は確かにいつも同じパターンで・・・。
確信犯なのでしょう。
この作品も、終盤は怒涛の展開、登場人物がつぎつぎに死んでしまう展開は
イタリア・オペラのストーリーのよう。
ご都合主義ではありますが、すべての登場人物やアイテムは、
ただ物語に奉仕するために存在し、美しい大団円へ。
結局のところ物語自体が主人公なのかな。
神話的ななにかを読んだような印象が残りました。
2012.10.29 18:31 | URL | 木曽のあばら屋 #JyN/eAqk [edit]
確信犯、というのは、おっしゃる通りだと思います。
様式美というのも成程・・・と頷けます。

で、どうやら私は「様式」というものが苦手らしいです(笑)
クラシックも聴くのですが・・・オペラがダメで。

後半の怒涛の展開には、カタルシスは感じましたが。
あ、カタルシスもギリシャ神話から来てる言葉ですね・・・
神話的というのも、そういう意味で当たっているかも!

そして。哀しいかな、私はカタルシスというものも、
あまり好まぬようなのですね・・・どうやら。
神話も不得意分野だったりする疑いもあります。

いや、どうなんだろう・・・この辺は確認してみたいです。
木曽のあばら屋様のおかげで思いがけぬテーマを発見できました。
「神話」というジャンルにも、手を伸ばしてみたいと思います。
2012.10.30 10:00 | URL | 彩月氷香 #b98C2Btc [edit]


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  • 2012年10月27日 (土)

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