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つぶやき集 2012年10月(3)

昨日のこと。ふと思いついて、わざわざ電車に小一時間も揺られてホットケーキを食べに行くことにした。それだけでは少し、淋しく思って。近くに何か行ってみたいお店は無いかと駅名を検索したら。好きになれそうな気配のする古本屋さんが見つかった。店名も気に入った・・・「口笛文庫」。

始めて降りる駅は学生がたくさん。お店はすぐ見つかった。お店の外にもたっぷり本が並んでいる。並べ方が豪快だった。店内はさらに贅沢に本が積み上げられていた。とても気持ちのよい積み方。しばし、嬉しく眺めた。山はデタラメではなく、よく整理されている。本の並べ方に店主の美意識が感じられる。

「セツの100本立映画館」という長沢節の映画評論の本が欲しかったけれど。変色した古い本が2000円というので悩んでやめる。うーん。でも買えば良かった。幸田文の「黒い裾」もしばし悩む。他にも次々悩んだ挙げ句、何故か雑誌ばかり4冊買っていた。暮らしの手帖とクーネルと住むとエル・デコ。

買った雑誌の共通点は、私の住みたいような家が載っているということだった。いわく、ピカピカじゃない。古びていて静謐で木が鬱蒼としている。その室内には物は驚異的に少ない。ガランとして見えさえする。その静けさに惹きつけられる。

昨日観たNHKスペシャル「メード・イン・ジャパン 逆襲のシナリオ」一夜明けて思い返して哀しくなってきた。父も弟もリストラがニュースになる大手メーカー勤務。裕福な家庭ではないけれど電化製品にはこだわりがあった。なのに。気付けば私の持ち物はiPhone、iPod、Macbook。

メーカーにはこだわらない。私はアップル信者ではない。それでも使ってみてアップルの製品は大好きになった。アップルの前にはソニーのもっとずっと高級なノートパソコンを使っていたのだけど。その使い勝手の悪さにまだ使用可能なのに乗り換えたのだ。技術を詰め込んでも使い易い商品にはならない。

高くても。少々無理しても。心から欲しいと思えば買う。消費社会で物に埋もれているからこそ「本気で欲しい」気持ちを大切にしたいと思う。そう思わせてくれる物に出会いたい。日本のメーカー頑張れ。ちょっとオシャレとか、ちょっと面白いとか、そんなの要らない。欲しくてたまらなくなる物を作って。

シンプルライフ志向ではあるけれど。贅沢は悪いことと思ってない。物欲も否定しない。むしろ贅沢を極めることで真のシンプルに辿り着きたい。とか言いながら年々経済的に困窮する私。金銭的余裕がない方が賢く買い物するようになる、と自らに言い聞かせつつ。

もともと乏しい自分の社交性が、遠くへ旅立ってしまいそうな予感。引き留めるべきか、そもそもソリも合わないし、居なくなってくれたら丁度いいのか。私自身は困らないけど、たぶん奴がいないと人間関係に差し障りがあるんだろうな。
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  • 2012年11月01日 (木)

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