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マンスフィールド短編集  キャサリン・マンスフィールド

Posted by 彩月氷香 on 25.2012 その他 翻訳文学   0 comments   0 trackback
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新潮文庫
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D・H・ロレンスやヴァージニア・ウルフと交流があった作家。
たいへん病弱で、34歳の若さで亡くなった・・・と。

収められた15編の短篇の、なんとまぁ繊細なこと!
精緻、精巧、緻密・・・細やかでデリケートで。

ふわふわと空から降りて来る、真っ白の小さな羽毛。
雨上がりに、蜘蛛の糸に並んだ雨粒のきらめき。
お気に入りのワンピースの裾の、ほつれた一本の糸。

私が例えようとすると陳腐な表現になってしまいますが。
ふと目に入る、一瞬の光とそれに照らされた・・・
何なんだろうなぁ。「印象」が近いかもしれないけれど。
軽やかにみえて、もっと奥深く根を張っているもの。

私は冒頭の「園遊会」が一番好きです。

お気に入りの、とても美しい絵を眺めていたら、
ふいに、その絵の中の人物が動き出した・・・というような。
額縁の中で、一幕のあでやかなお芝居が進行するような。

そして。それを眺めている私自身も。
誰かに眺められている絵の一部になったかのような・・・

(2012.11.6)
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  • 2012年11月25日 (日)

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