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『真夜中の庭』  植田 実

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みすず書房
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「物語にひそむ建築」と副題にあります。

「物語」の大半は私には懐かしい本でした。
連載されていた雑誌(MOE)の傾向に合わせたからか、
児童文学や絵本が多くを占めます。

ハイジ、小公女、ムーミン、クマのプーさん、ゲド戦記・・・

著者は建築雑誌の編集畑の人なので。
注がれる視線の先に、人よりも場所があるようです。
建築に限らず、人の暮らす土地の記憶。

幼い頃に読んだ本が似ていても。
世代が違うと見えているものは違うのだなという気もする。

粘り気のない、さらりとした語り口が持ち味。
ほんというと、私には少し物足りなくもある。
端正で淡々とし過ぎているように感じられて。
もっと言うと、踏み込みが足りない!という印象。

一方、どこかひんやりとした視点が心地よくもある。
飾り気のない額縁で、景色を切り取ったような印象。
ドラマチックではない、あくまでも何気ない、でも選ばれた場面。

本業(?)の建築関係の著作をぜひ読んでみたいと思います。

(2013.1.26)
著者の建築関係の本は絶版が多かった。
写真集的色合いが強い気もしますが、以下二冊が気になる。


集合住宅物語
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アパートメント―世界の夢の集合住宅 (コロナ・ブックス)
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時々、写真や雑記も。

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  • 『真夜中の庭』  植田 実
  • 2013年02月05日 (火)

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