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櫻守  水上 勉

4101141096
新潮文庫
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桜が好きなので。タイトルに惹かれて読みました。
えっと・・・水上 勉氏はなんと、初めましてです。
確か、国語の教科書とかで少し読んだ気がしますが。

なんというか。見事ですよね。日本語が。
人物描写も情景描写も、とにかく言葉が美しい。

そして・・・ええーっと。私の苦手な作風ですね。
いえ、「苦手だった」と言い直した方がいいかな。

この手の小説は徹底的に無意識に避けている気がします。
ああ、だから水上 勉って読もうと思ったことなかったんだ。

嫌いとか理解できないとか、そういうんじゃないんです。
日本的な土着性を感じるものがどうしても怖くて。

作品を読むことで自分の心の底の底に見えて来る何かが嫌というか。
いや・・・あるのかな・・・ないのかな・・・
遠く呼ぶ声がするような微かな気配かな・・・

って、へんな感想にもならない述懐ですみません。

でも。でも。この作品。表題作「櫻守」と「凩」という二編収録で。
どちらも「読ませる」作品です・・・主人公たちの生き方が胸に迫る。
ほろほろと思わず涙が落ちました。

遠かったものが以前より近く親しく感じられます。

(2013.4.27)
ソメイヨシノは堕落した桜、という一節がありまして。
見慣れてるのがソメイヨシノなので、そう言われると辛いですが。
山桜は確かに表情に何とも言い難い陰影があって好きです。


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