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ハリーポッターシリーズを読む

ハリー・ポッターと賢者の石 (1)ハリー・ポッターと秘密の部屋ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (3)ハリー・ポッターと炎のゴブレット 上下巻2冊セット (4)
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ第五巻 上下巻2冊セット(5)ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

今更ではありますが。そう言えば読んでなかったなぁ・・・と。
1巻は借りて読み。2、3巻は買い。4巻はまた借りて。
その辺りで中断して何年も過ぎてしまったのです。

なんだか世の中のフィーバーぶりと共に熱が冷めて。
(映画もとびとびにしか、観ていません。結構好きだったんですが)

ブックオフとかで安く売っているのを見つけて、
足りない分をコツコツ買い足して(どれも百円だった)。
全部揃えたものの、そのまま本棚に寝かせてありました。

現実逃避欲がふつふつと湧いて来たある日。
よし、読もう!と思い立ち、9日間で全作を読み切りました。
(読んだ巻の内容も、もうすっかり忘れてました)

で。内容ですね。「炎のゴブレット」辺りから話が重くなります。
あと、なんじゃこりゃ!な翻訳のひどさが目に余ってきます。

私・・・翻訳にはかなり寛大です。いえ、もしかしたら鈍感です。
なのに、何度か「う!」と叫んで、つんのめりました。

翻訳者さん・・・本当に日本人ですかっ。
日本語がそこそこ出来る外人さんが書いた文章みたいですけどっ!?
よーするに翻訳が下手とか何とか言う前に、日本語がおかしい。

しかも、最終巻になると、登場人物がやたら混み入って来て。
原作のせいなのか翻訳のせいなのか、頭の中が交通渋滞に。

話が良く出来てるなぁ・・・伏線の回収が素晴らしいなぁ・・・と。
感心できる部分の方が全体としては多いのですけれども。
怒濤の締めくくりに突入しました!という変な力みを感じます。

「よくぞ収拾頑張りました!ご苦労様です!」と口走りそうなぐらい。

あ。でも。最後まで読んで良かったなと思います。

というわけで、以下ネタバレありの感想。
(とっくの昔に読んだとか観たって人が多いでしょうが・・・)


哀しい結末を覚悟していたので、拍子抜けするほどの大団円。
まぁホッとしました。多すぎるくらいの犠牲も払われていますしね。

このシリーズの好きな点は、善人が出て来ないところ。
偽善者、偽善の心(本人も自覚)、虚栄心、の描き方が上手かった。
主要人物が、それぞれ自分の心の弱さと闘っている場面の描写がいい。

その点でいうと、マルフォイは物足りなかった。
いじめっ子って、魅力がなきゃダメな役所じゃないですか。
何だか後半になって、どんどん存在感が薄れてく感じだったな。
作者がそこまで手が回らなくなっちゃった印象を受けた。

ジニーも、ハリーが好きになるような女の子には思えなかった。
彼女とハリーの場面に常に違和感を感じたな。

ダンブルドアの過去も、腑に落ち難い部分がありますよね。
納得出来ないというほどではないけれど、細部に粗さを感じる。

なによりエピローグは・・・これは・・・これは・・・アカンよね。
ハリーの息子の名前を語ることが重要だったんだと思うけど。
そして、これがないとさ・・・報われない人がいるわけなんだけど・・・

はい、スネイプ先生ですよ。

私、この人が好きな訳ではないけど、ずーっと気になってて。
根拠もなくスネイプ先生を信じて・・・否、信じたく思ってました。
なので。泣きましたね。この人の最期のシーン。号泣です。

正義よりも。恩よりも。
ただ一途な、報われなかった愛の方が強いんだなって。

スネイプ先生の気持ちが理解できるでも共感できるでもなく。
彼の秘密を知ったからとて、好きになったわけでもなく。
だけど、まぁ・・・結局。彼の抱えた孤独の深さに打たれて。

ハリーの背負った宿命の重さとそれに対峙する葛藤なんてものも、
一瞬にして吹っ飛んでしまって・・・読み終えた私の頭に残ったのは。

生まれてから死ぬまで愛されず理解されず、
否、自らそれを拒んだ、いや・・・違うか、
ただ一つだけ切実に望んだものを得られなかったのに、
自らの想いに殉じて、過酷な人生を生きた・・・
スネイプ先生への哀悼の念ばかりでした。

何にしても。ホグワーツの世界観が大好きでした。
しばしの現実逃避の旅を心の底から楽しみました。
ブツブツとケチをつけましたが・・・それが素直な気持ち。

ローリング女史、ありがとう。

(2013.6.12)
今度はル・グィンの「ゲド戦記」を再読したくなってきました。
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こんにちは。

実は、私も2週間ほどまえからハリーポッターを読んでいました。私も第五巻で中断していて、何年か放置したのちに読み直した口です。
なので、彩月さんも同じような形で読んでおられたのでビックリしました!

昨日、全巻読み終わり、ハリーシリーズの余韻に浸っている感じです。
私もスネイプ先生を信じて、最後にはジーンとさせられました。あのシーンだけでも、全巻最後まで読んで良かったと思わされます。

スネイプ先生のラストの言葉。特に一人称に関して諸説あるようですね。原書では英語なのでIで統一されていると思いますが、日本語版では吾輩、私、そして最後の、、、
様々な解釈がとれるラストですが、良い終わり方だと思いました!

本当に、ローリング女史ありがとうですね♪

2013.07.11 20:46 | URL | 図書館男子 #h4Nf/AwQ [edit]
奇遇ですねぇ! ほんとに、おんなじ形式ですね(笑)
図書館男子様もやはりスネイプ先生を信じてましたか!

あのシーンは思い出し泣き出来ちゃいます・・・
実は主役はスネイプ先生だったのかと思うくらいです。

時々、読んでいて話の筋がわからなくなることがあって。
私の頭が悪いのか、文章がねじけてるのか気になって。
いろいろ調べてみると、かなり誤訳が多いようです。
原文と並べると私が読んでも間違っているとわかりました。

いつか頑張って原書で読もうと思っています。

ええ本当に。楽しい旅をさせてもらって、女史に感謝♪
自分がファンタジーが大好きだっていうこと再確認しました。

ハリーポッターがお好きでしたら(そして未読であれば)
ジョナサン・ストラウドの「バーティミアス」三部作も
オススメです。ものすごーく面白いですよ。しかも泣けます。

機会があれば、ぜひ読んでみてくださいね。
2013.07.12 11:44 | URL | 彩月氷香 #- [edit]
お久しぶりです。ハリーポッター、懐かしいな。2001年にシカゴで単身生活を半年程していたことがあったのですが、日本語の本が売ってなく、やむをえず原書を買って1と2を読んだ記憶があります。英語の本かつわけのわからぬ単語が満載でしたが、なぜか読み通すことができました。英語の小説を最初から最後まで読み通せたのって、おそらくハリポタが最初で最後。

その後、日本語で3と4を読んだのですが、5を途中で投げ出し、そのまま。どんどん、読みづらくなってきた感じだったんですよね。
でも、なんか読んでみたくなりました。しかし、読みたい本は次から次へと出てきますね。

それでは、また!
2013.07.12 22:26 | URL | 速読おやじ #- [edit]
ハリポタの原書を読まれたんですか! すごーい。
私は・・・翻訳を待ち切れずに4巻あたりで手を出しました。
結局、読み切らないうちに翻訳本が出版されました(笑)

5巻あたりで読み辛さがMAXになりますねぇ。
そこを越したら割となんとかなりますよ〜
おそらく、これは原作ではなく翻訳のせいだと思われます。
意味が通らないような訳し方をしているんですよ・・・

あ。でも。ぜひぜひ読んでみて欲しいです。
きっと、速読おやじさまも泣いちゃうと思います( •ॢ◡-ॢ)-♡

久しぶりにお声が聞けて嬉しかったです。ではでは、また♪
2013.07.14 15:46 | URL | 彩月氷香 #- [edit]


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  • ハリーポッターシリーズを読む
  • 2013年07月02日 (火)

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