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桜ほうさら  宮部みゆき

Posted by 彩月氷香 on 09.2013 宮部みゆき   0 comments   0 trackback
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宮部みゆき「桜ほうさら」読了。美談にしないところがいいんだな。善と悪をくっきり分けないのが。人間性の歪みを丸ごと受け止めている感じが。善きものを信じるけれど、そこからはみ出すものを拒絶しない。ほんわかしてるけど、胸が締め付けられて、やがて微笑みを呼ぶような・・・憂いある優しさ。

読後の感想をこんな風につぶやいていました。

さて、悪人が出てこない小説っていうのは多くはない?
でも、ないこともないですよね。たまに、ある。

だけど、悪人が出てこない時代小説やミステリは無い。
・・・でしょ? 違うかしら?

悪人がいないと成り立たない小説の形態なんですね。
あ、いや・・・探せば悪人抜きのもあるかもしれません。
とりあえず、一般的な話として聞いてください。

で。気になるんですね。「悪人」の描き方。
ここに著者の人間性や個性は如実に現れると思います。
悪人はいなくて、悪事だけがある、とする人もいますね。

私が比較的、好きになれないのは。
善人がふとした運命の悪戯で足を踏み外した的な描き方。
魔が差した・・・っていうパターン。

あの時、もしナニナニだったら、って。
この手の「しまった、やっちまった」的悪事はつまらない。

あなたも犯罪人になる可能性はありますよ、って。
それはわかるんだけれど、面白くはない。

もっと根源的な・・・あると思うんです「悪の芽」って。
それが描けていると感じられる小説が好きです。

段々、何がいいたいのかわからなくなってきましたが。
つまり、私は宮部みゆきの「悪」の描き方はとても好き。

(2013.8.16)
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  • 2013年10月09日 (水)

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