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つぶやき集 2013年11月(6)

詩人でも作家でも画家でも音楽家でも。自らの命の尽きる日を身近に感じ、日々ふつうに生活することにも苦痛を感じている芸術家の作品には。健康な人には持ち得ない研ぎ澄まされた感覚が生きているように思う。逆に言えば健康だからこそ感じ取れる感覚もあるのだけれど・・・。

命に対する切実さと諦念と。それが合わさった時に表向きは厳しさが表れ、その中に一見分かり辛い優しさと美しさが含まれる気がする。資質にもよるので、表向きが弱々しく、その中に意外な程の強さが含まれる場合もある。どこまでも優しい表情であったりもする。どうであれ、死に近づいた痕跡がある。

死を身近に感じたことがあるかないかは、健康か健康ではないかというだけの違いではなくて。死を願うほどに精神が追いつめられたことがあるかどうかということでもあるのだろう。体も心もあまりの苦痛に堪え兼ねて死を乞うことがある。それを乗り越えて生きて行くために取得せざるを得ない何かがある。

本人ではなく、身近な人の死が深く心に刻むものもある。もっと言えば死に限らず「喪失」ということになるのだろうけれど。けっきょく私は何か「欠けているもの」を自覚している、その上に築き上げられている、そういう作品に共感するのだと思う。叶うかどうかは知らず「願い」が込められているような。
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Author:彩月氷香

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