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罪・万華鏡  佐々木丸美

4488467091
創元推理文庫
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「雪の断章」が良かったので、もう1冊。
正直、クセのある作家だと思う。し、この人もしかして、文章が下手?
時々、前後の文脈のねじれに頭を傾げた。

え、え、意味、わからない、ん?・・・ってストップすること幾度か。

この作品は、精神分析医(男前)とアシスタント(妙齢の女性)が活躍(?)する
連作短編集で、4編収録されている。

お客様・・・じゃなかった患者は、心を病んで凶行に走った少女。
その凶行に及ぶ原因を見つけだす、というお話。
原因は、いつも女の悪意。わかりやすいくらいに、嫌な女が登場。

ストーリーにも時々無理があり、ユーモアのセンスも微妙で笑えず、
キャラクターも古めかしい。つっこみどころ満載。

なのに私、きっとまた著者の本を読むだろうと思う。
少女のイヤなとこが、すこぶる上手く描かれている。
それが陰湿ではなくて、突き放されててドライな感じ。

なんか、へんな魅力。たぶん、上手くないのがいいのかも。
いやいや、ある意味では上手いんだけど、なんか不器用。
下手くそって思うところが味になってるような。

ふと思えば、今、上手な、器用な小説が増えすぎたのかな、と。
難がない小説って似てる。いつもどこかで読んだような気がしてしまう。

佐々木丸美は、ありそうだけど読んだことない感じ。
妙にひっかかっちゃうところに、個性を感じる。
万人にはオススメしないけど、私は好き。

(2010.5.22)
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  • 罪・万華鏡  佐々木丸美
  • 2010年05月31日 (月)

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