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別れの挨拶   丸谷才一

Posted by 彩月氷香 on 29.2014 丸谷才一   0 comments   0 trackback
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集英社
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ああ、いいな。
私、この方の本の読み方が好きです。
好きな本の傾向も似ているような気がします。

丸谷氏はイギリスの小説がお好きですし。
私小説に対して敵愾心を抱いてらして。
「物語」をこよなく愛してらっしゃいました。

そして。度が過ぎるのではと感じるほどに。
吉田秀和フリークでもあったりして。
ああ。でも。私も同じ。とてもとても好きなのです。

好みの傾向が似ているとは言っても。
学識やら教養がケタ違いに私の方が劣るので。
読み方が浅い・・・ということは認めざるを得ません。

それでも。自分が大好きなものを。
氏が激賞してくれていたりすると、嬉しくなるのでした。

ふんふんふんと首をブンブンと縦降り状態だった私が。
一瞬氷りついたのは、私が貶しまくった某書の書評でした。
え・・・と。そうですか。氏は高く評価なさるのですね。

まぁ・・・でも。そうかもしれない。
だからって、私の気持ちは変わりませんが。
見る角度を変えることができれば、美点が見えるのかもしれない。

何か。不思議と。氏と意見が相違したことの淋しさの中に。
面白さと安堵を感じたりもしていました。

我が家は毎日新聞を購読しておりますので。
氏が顧問を務めておられた書評欄には、随分お世話になりました。

勝手に親しみを覚えていて。
大好きな「おじちゃま」という印象を持っています。

歴史的仮名遣いを頑固に貫く姿も印象的でしたね。
現代的仮名遣いで育った私には、無駄な意地に見えなくもなく。
それでも、丸谷氏が書く歴史的仮名遣いは好きでした。

それは、主義主張を認めるか否かではなくて。
似合う服を着こなしていらっしゃることへの敬意に似ていました。

(2014.3.24)
丸谷氏への追悼の一冊と言える本書。
読み終えたとき、心いっぱいに広がる、
「ありがとうございました」の想いがありました。
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