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辞書の仕事   増井 元

2014.08.06 未分類   comments 0
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岩波新書
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三浦しをんの「舟を編む」は素敵な小説でした。
石井裕也監督の映画も大好きです。
・・・というわけで、本書に手を伸ばしました。
リアルな辞書の話って面白そう!と。

著者は広辞苑の元編集者。
辞書作りに関するエピソードには、事欠きませんよね。
トリビア的な楽しい話題が多く、肩の凝らない読み物。

そんな中にチラホラ顔をのぞかせる言葉へのこだわり。
「広辞苑」を愛し、身びいきしてしまうことを自覚されつつ。
他社の辞典の良い所も具体的に教えてくれます。

国語辞典、欲しいなぁ・・・電子辞書より、やはり紙がいい。
私が使っているのは高校生の時に学校で指定された旺文社の。
古いですよねぇ。でも過不足なく、使いやすいです。

残念ながら、本書では取り上げられていませんでした。
素直な、いい辞書だと思うのですけれど。

正直、新語は日々の生活で充分情報が得られるので。
スタンダードな言葉の意味をきちんと教えて欲しい。
大き過ぎると気軽に引けないので、広辞苑でなくていい。

で。今、狙い定めているのは岩波国語辞典です。
まず、ビジュアルがいい(そこか!)
この落ち着いた清楚な感じ(地味とも言う)は魅力。

旺文社のは外見がダサかったのですよ。
カバーをかけたりしてますが、それもナンなので。

新明解など評判いいですが、あまり興味はありません。
他に気になると言えば、学研の現代新国語辞典かな。

 ある事物が私たちの暮らしの中でどのような位置を占め、私たちはその事物をどのようなものとして捉えているか。その事物を指すことばの意味とは、その事物の文化的なあり方と切り離して考えることができません。ここで言う「文化」とは「生活」ということとほとんど同義です。その事物を指すことばが国語辞典に載せてあるということ自体が、すでに一つの判断を表しています。そのことばが生活の中でそれだけの意味をもって存在してきたという認定です。項目が適切に選定された日本語の辞典は、その全体が日本の文化を具現している、私はそのように考えています。

この一節をおさめた「「ゴリラのような奴」とはどんな人か」という一文が好きです。

(2014.4.20)

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  • 2014年08月06日 (水)

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