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雷の季節の終わりに   恒川光太郎

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角川書店
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静かな迫力を感じる。

私の大の苦手な(なぜだろう?)、
日本昔話風の土着性を纏いつつも・・・好きな作風。

「秋の牢獄」や「夜市」を読んだ時も思ったけれど、
芯のある淋しさと、くっきりと輪郭のある透明感。

読み終えた後、秘密を潜ませた風が吹き抜けていく感じがする。

すごく好きなのに。これで3冊しか読んでいない作家。
どんどん読みたいというより、少しずつ大切に読みたい感じ。

私、異世界の物語が好きなんだな、と改めて思う。
ここではないどこか、へ逃げたくて仕方なかった幼い頃の気持ちを
たぶん、ずっとずっと忘れずにいる。

ここではないけれども、こことも細い糸で繋がっている。
そんな、無さそうだけれど、ありそうなどこか、に惹かれる。

(2014.6.15)
キャッチフレーズ的な言い表し方をすると、
「懐かしい異世界」とでもいうのでしょうか。
知らないけれど、知っている感じがするのです。
そして何よりも。私がこの作家さんが好きな理由は。
文章が簡明で美しいこと・・・ほんとうに美しいのです。

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Author:彩月氷香

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読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

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  • 雷の季節の終わりに   恒川光太郎
  • 2014年09月27日 (土)

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