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絹と明察   三島由紀夫

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新潮文庫
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満たされないことで、いつまでも渇くがままに放置っておくことで、その感情を不滅なものにする。

小説の中で特に重要な描写ではありませんが。
こういう表現というか、観察力にハッとします。

何だろうな・・・相当、意地が悪いですよね。
三島由紀夫の人間観察とその描写力。

好きなんです、そういうところが。
彼の作品を読んでいると毎行毎行、唸りっぱなしになります。

好きとか嫌いとかいうんじゃなく。
ひたすら感心してしまうんです。

初めて読んだ時から。
凄いなー凄いなー凄いなーと口を馬鹿のようにあんぐりして。
妙に脳内が騒がしくなった状態でのめり込んでしまいました。

共感でもないし。才能に惚れ込んでいるとも違うし。
好きでないわけではないけれど、好きとも違うし。

私にとって、不思議な存在感を放っている作家です。
正直、何を読んでも面白いし、満足します。

しつこいというか。華麗というか。
賛否両論あるでしょうけれど。
私には心地よく感じられる文章です。

いや。違う。えーと。
この人の文章は「芸術」だと思う。
とにかく、神業的な「芸」なのだと思う。

だから・・・作品の良し悪しがどうだかわからない。
きっと私は。「三島ワールド」が好きなんです。
文章力には圧倒されているけれど。それだけでもなく。

この人の人間の描き方は、怖くなるけれど魅力的で。
目にしている風景と心模様が重なる場面の描き方が、特に見事。

(2014.10.6)
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  • 2014年12月21日 (日)

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