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嫌われる勇気  岸見一郎 古賀史健

Posted by 彩月氷香 on 02.2015 自己啓発   0 comments   0 trackback
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ダイヤモンド社
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自己啓発の源流「アドラー」の教え
・・・と副題にあります。

読後に調べてみて知ったのですが。
アドラーの心理学って流行ってるんですね。
便乗したハウツー本が巷に溢れていて吃驚。

それはさておき。

本書はアドラーの教えを説く哲人と、
自己嫌悪と自己顕示欲の塊の青年とが、
延々と対話を続ける形式で書かれています。

いわば、プラトン風ですね。
ですが。正直、青年の性格と言動にはイライラします。

私自身はアドラーの心理学を知りませんでしたが。
近いところの考え方に自然と辿り着いていたので。
哲人の語ることに反感も反発もなくついて行けたのです。

早く続きを哲人に語って欲しいのに。
青年がバカな質問を繰りかえすおかげで進まない。
もうオマエのヨタ話はいらんから!と
幾度、心の中で叫んだことでしょうか・・・

その点をのぞけば。
期待以上の面白さと充実度でした。

先程、青年を罵倒しましたが。
青年の気持ちがわからないわけではないのです。
むしろ、分かりすぎて気持ち悪いのだろうと思います。

哲人の語る教えには。
首をブンブン振るくらい同意なのですが。
賛成だから実行できるかというと。残念ながら話は別。

そのようでありたいと思い続けて、出来ない。
シンプルだけど極めて厳しい教えです。

他者から与えられた答えはしょせん対症療法にすぎず、
なんの価値もありません。

・・・と、冒頭の方にこれまたキツイ一言がありますが。
この本を読んだだけの私も、その状態に該当しますね。

せっかく興味を持ったので。
アドラーの解釈を書いた本ではなく、本家に当たりたいです。

とりあえず、本書の中から自分の心にひっかかった言葉を。
引用するだけというのは、咀嚼できてない証拠ですが。
キーワードとして読み返して、ゆっくり考えたいと思います。

部分だけを引用していますので。
本意が伝わらずに反感を呼び覚ます言葉や、
そんなの当たり前過ぎると思える言葉があると思います。

読者さんのためでなく。私のための引用です。ごめんなさい。
それでも宜しければ、お読み下さい。


「変えられるもの」と「変えられないもの」を見極めて、
「肯定的なあきらめ」を持つ。

「神よ、願わくばわたしに、変えることのできない物事を受け入れる落ち着きと、変えることのできる物事を変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵とをさずけたまえ」

わたしが変われば、世界が変わる。
わたし以外の誰も世界を変えてくれない。

人生における最大の嘘、それは「いま、ここ」を生きないこと。

自己肯定ではなく、自己受容。
自己肯定はできもしないのに「できる」と自らに暗示をかけること。
自己受容は「できない自分」を受け入れ、できるようになるべく前進すること。

「よい」と評価されるのではなく、
自らの主観によって「私は貢献できている」と思えること。

より大きな共同体の声を聴く。

自分の経験によって決定されるのではなく、
経験に与える意味によって自らを決定するのである。

大切なのは何が与えられているかではなく、
与えられたものをどう使うかである。

いまのあなたが不幸なのは自らの手で
「不幸であること」を選んだから。

あなたが変われないでいるのは、自らに対して
「変わらない」という決心をしているから。

あなたが不幸なのは、
「幸せになる勇気」が足りていないから。

これまでの人生になにがあったとしても、
今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もない。

われわれを苦しめる劣等感は
「客観的な事実」ではなく、「主観的な解釈」。

劣等感も使い方を間違わなければ、努力や成長の促進剤となる。

もしも自慢をする人がいるとすれば、
それは劣等感を感じているからにすぎない。

自らの不幸を武器に、相手を支配しようとする。

健全な劣等感とは、他者との比較のなかで生まれるのではなく、
「理想の自分」との比較から生まれるものです。

権力争いを挑まれたときには、ぜったいに乗ってはならない。

人は、対人関係のなかで「わたしは正しいのだ」と確信した瞬間、
すでに権力争いに足を踏み入れている。

あなたが正しいと思うのなら、
他の人がどんな意見であれ、そこで完結すべき。

行動面の目標は、
「自立すること」「社会と調和して暮らせること」の二つ。
この行動面を支える心理面の目標は、以下の二つの意識を持つこと。
「わたしには能力がある」「人々はわたしの仲間である」。

目的論の立場に立って、自らの人生を、自らのライフスタイルを選ぶ。
われわれには、その力があります。

他者の評価ばかりを気にしていると、
最終的には他者の人生を生きることになる。

「これは誰の課題なのか?」という視点から、
自分の課題と他者の課題とを分離していく必要がある。

誰の課題かを見分けるためには、次のように問う。
「その選択によってもたらされる結果を最終的に引き受けるのは誰か?」

自分を変えることができるのは、自分しかいません。

(2015.1.27)
アドラーは口実を設けて人生のタスクを回避しようとする事態を
「人生の嘘」と読んだそうです・・・突き刺さりますね。
いやもう、自覚はあっても痛いものは痛いのです。
私の無秩序な引用と粗い感想からは伝わらないと思いますが。
自己啓発本に食傷気味で少々見下し気味でさえあった私には、
快い驚きがあるくらいに「内容が深い」本でした。

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  • 2015年03月02日 (月)

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