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宇宙船とカヌー  ケネス・ブラウワー

Posted by 彩月氷香 on 20.2015 未分類   0 comments   0 trackback
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筑摩書房
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タイトルに魅力を感じましたが。
私には少々、退屈な本でした・・・

なんでだろうな、宇宙の話も好きだし。
冒険談も大好きなのにな・・・

登場人物たちに魅力を感じなかったから?

それを言っちゃうと身もフタもないのだけれど。
親子のどちらも私が苦手なタイプだったかも。

ちなみに、本書は評伝なわけですけれども。
世界的な物理学者である父と、
巨大なカヌーでの冒険を夢見る息子が題材です。

いや。描き方の問題なのかな。

良いとか悪いとか、上手い下手というのは抜きで。
書き手と対象との距離感が私は苦手でした。

書き手にも、描かれている登場人物にも感情移入ができないし、
かと言って客観的な視点を徹底しているというのでもなくて。

もやもや・・・と置いてきぼり感があるんです。

名著と言われるのに異はないのですけれど。
波長が合わないのは・・・仕方ないですね。
もうちょっと楽しく読めてもいいのにな、と残念です。

本の内容ではなく、自分が残念というパターン。
そういうこともありますよねぇ。

以下、気になった文章の書き抜き。
(あまり本書のストーリーと関係ないところばかりですが)


ジョージもソローのように、孤高であることに耐え、またそれを楽しんでいた。贅肉のそぎ落された自我をもち、孤独でその身を満たす。彼の人柄にしても、ソローのそれと同じくきっぱりとしたもので、人づきあいに時を費やすことはなかった。

ヘルマン・ワイル(ドイツの数学者)
「真と美とどちらか選べと迫られたら、わたしはいつでも美のほうを選ぶよ」

ジョージが憂鬱になったときの治療法は、ひとりでなにかをつくることだった。彼は今もしょっちゅう浜辺を捜しまわり、流木やなにやら、そこに流れついたいろいろなものを集めては食事用テントの脇に貯めておき、科学者たちが彼の癇にさわるといつもそのなかにひたり込むのだった。

ニナは自分の考えを内に秘め、ときどきその秘密の考え事に小さな笑い声を立てた。私には、彼女の笑いがもの悲しく聞こえた。

(2015.4.12)
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  • 2015年06月20日 (土)

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