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人にはどれだけの物が必要か  鈴木孝夫

Posted by 彩月氷香 on 24.2015 シンプルライフ   0 comments   0 trackback
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新潮文庫
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「ミニマム生活のすすめ」と副題にあります。

世間並みの特技や趣味にまったく興味が無い、と言い切る著者。
そのライフスタイルは到底マネ出来そうにはありません。

ちなみに世間並みの趣味というのは著者いわく、
マージャン、ゴルフ、カラオケ、パチンコ、
スポーツ、スポーツ観戦、温泉旅行・・・などです。

まぁ。この点は私も合致しますね。

ただ、現代だと、ゲームとか、SNSとか、
映画鑑賞とか、ネットサーフィンとか、
何かしらのコレクションとか、他にもあるでしょうけど。

以下、本書から、私が付箋を貼った箇所の引用。

 このような、出来るだけ物を買わず、捨てず、そして拾い、手をかけて直すという生き方には、良いことがいくつもある。第一に、いま国中の自治体を悩ませているゴミを殆ど出さずに済む。次に物を買わないと、お金が余り要らなくなる。したがって余分なお金を得るために、無理してまで働かなくてよい。その結果自分が本当にしたいことをする時間が沢山生まれる。
 そして物から目が離れるため、他人の持っている物や流行に無関心でいられるから、自分流の個性的な生き方を、思う存分に楽しめる。しかもその結果として、自分たちが生きるために消費する物質やエネルギーの総量を、極めて小さなものに抑えることができる。

 要するに、嫌なこと気の進まないことは、何よりもはっきり断ること、そして自分の好き嫌い、好みと苦手をあらかじめ人々に分からせておくこと、私の場合この二つを実行しているため、人間関係の苦労が少なくて済んでいる。

 他の人を見て、よくあんなことをする時間があると言う人は、他の人が自分のやっていることを全部した上で、更にそのことを余計にしていると考えるから、よく時間があるものだと思ってしまうらしい。私がいろいろと、あまり他の人のやらないことをやっているように見えるのは、さきに述べた嫌なことをしないことに加えて、世間の多くの人が、極く当たり前にやっていることの殆どすべてをしないからに他ならない。だから一般の人とは違ったことを沢山やる時間があるのである。

世界を自分のものだと思う。

 私はどういう生活をしているか。モットーがある。生きる狙いです。その第一は「最少の物資、エネルギー消費で最大の幸福をつかもう」。

 誰でも、人間は欲張りです。もっと大きな家が欲しいし、もっと広い土地が欲しい。でも何でそんなちっぽけな欲なんだ。地球全体が自分のものだと思えば、もういいじゃないか。私は、その辺のきれいな人も、全部私のものだと思っている。家内一人で手が回らないから、他の男性に任せてあるんだと思えばいい。

 私は現在、収入が少ないのにお金が相当余るのです。だって、何も買わない。使わない。拾って、直すから。
 だから金が余る。その金は寄付することにしている。

成長しないことは、死に至る病いだ。この誤解は、一体いつ、どのようにして生まれたのだろう。

 自分の好きでないものを無理してやっても、成功はおぼつかないし、たとえうまくいったとしても、結果は自分が人並みになるだけのことである。
 それよりは、自分の好み、したい事に徹して、普通の人なら誰でもやっていることを、むしろ意識的に拒否して、何かが出来ない、何かをしないという欠如性をもって自分を際立たせる方がずっと楽だし、第一、金も時間もかからない、と意を決めたのである。

著者の気骨やら、変人ぶりに(拾ったものをプレゼントするとか)
真似できそうにもない、と感じるところが多かったのですが。
考え方としては共感できますし・・・

そうですね。最後の一文が特に。耳に痛いです。
昔はそのように思って、そのように生きていたのに。
近頃は好きでないものを無理してやっているなぁ・・・と。

(2015.7.10)
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  • 2015年11月24日 (火)

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