屋根ひとつ お茶一杯 ドミニック・ローホー
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相変わらずのドミニック・ローホー節。
そろそろ飽きてきていなくもないですが。
ついつい、読んでしまう・・・
なんていうか、クセになる味わい。
というわけで、感想は割愛します。
以下、雑なメモ。
ギュスターブ・フロベールのクロワッセにあるパビリオン。
マラルメが晩年過ごした小さな館。
ブルターニュ地方のケネス・ホワイトの家。
南フランスのル・コルビジェの小別荘。
モスクワの木造のトルストイの家。
ノルウェーのグリーグの家。
たとえ住まいが慎ましくとも、持ち物が自分で最小限に絞り込んだものならば、いくらでもそこに優雅さやセンスを投入できます。優雅さ、センスという価値観は必ずしも金銭と関係するものではありません。
自分の年齢、必要に見合った生活を選択し、生活をシンプルにしていく。
いちばん大切なことは、つねに新しい視点で、人生のさまざまな局面で遭遇するものごとを見ること、その見る目に冷静さと柔軟性を持たせることだと思います。
しかし、違った目で「見る」だけでは駄目です。その後「行動に移す」ことが重要です。
(2015.7.31)
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