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超したたか勉強術  佐藤 優

2016.01.30 佐藤 優   comments 0
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朝日新書
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 私は、「いくつかの基本的な思考パターン」のことを、「思考の鋳型」と呼んでいる。(中略)鍛えた「思考の鋳型」で、物事を自分なりに考え、解釈する訓練を重ねていると、やがて、他人には「見えないものが見える」ようになるだろうこれが私の考える「したたかさ」の基本になるのだ。

自分なりの「型」を持つことの必要性は私も近頃強く感じている。
本書は「思考の鋳型」の鍛え方を書いた本で、
まさにうってつけの見本かつ、練習問題となっている。

・・・のですけれどもね。ちょっと高度過ぎるのですね(笑)
ま、それでも概要をまとめてみますと。

イギリスの歴史の教科書「帝国の衝撃」を使って、
実践的な「型」の用い方の手順が丁寧に紹介されています。

思考のポイント1
アナロジーで考える(アナロジー=類推、類比)

思考のポイント2
敷衍して論を発展させる(敷衍=押し広げる)
同じ事柄を別の言葉や例で説明する

思考のポイント3
正反対の人物をイメージする
一つの物事を自分の考えや立場と対極の人になったつもりで考える

コラム
デジタルデトックスで表現力と読解力を向上させる。

1 スマホやタブレット端末でのスケジュール管理をやめる
  手帳とボールペンで書く
2 フェイスブックやツイッターを直ちにやめる
3 プレゼンではパワーポイントを使わず、
  まとまりのある文章として紙に書いたものを読み上げる

簡潔で体言止めが多用された文章(ネット)。これでは時制や結論が曖昧になる。係り結びが単純で、一文で完結するような文章ばかり書いたり読んだりしていると、表現力ばかりか、読解力も低下する。

読解力が低下すれば、そこから得られる情報が少なくなってくる。

 人はいったん、誰かを信頼してしまうと、信頼を裏切られる行為があってもそれを認めることができない。なぜならそういう人を信頼した自分が惨めになるからだ。しかし、裏切られたという感情が閾値を超えて高まると、決して信頼は回復しない。

 間違いないと確信している自分の考えに固執するのではなく、必要なときには自分の力でその確信を否定出来るだけの知性を身につける。


(2015.8.12)
 イスラム国に殺害された後藤健二さんのことにも触れられている。
私はなぜ彼が湯川さんを助けに行ったかに、初めて合点がいった。
彼は「神を試さなかった」のだ。
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  • 2016年01月30日 (土)

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