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図書館に訊け!  井上真琴

2016.02.25 未分類   comments 0
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ちくま新書
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なるほど。
何かを図書館で調べたいと思ったときは、こんな風にするんだ。

でも、そもそも。私の場合。
本書に書かれているような調べものが必要な事態が発生しない。
そのことが残念に感じるほど、図書館の本格的な利用は面白そう。

私にとって役に立ちそうな情報は。
守備範囲を広げるには、少年少女用の本を読む、という件。

子ども向けの本はたいてい当代一流の学者が書いている、
そのうえ文章が明快で、大人向けの本にありがちな曖昧さがない、と。
(司馬遼太郎が独学の方法について語っていた言葉だそうです)

そういえば。私も著者が挙げた本がお気に入りだったりしました。
ちくまプリマーブックス(ヤングアダルト向けシリーズ)好きです。
でも、なくなっちゃったんですけれども。
今は、新書に引き継がれているのでしょうか。
プリマーブックスから普通の文庫になった本もありましたね。

さて。図書館のことからは少し離れますが。

ウンベルト・エーコが印刷本がなくならないことについて、
「自動車は自転車より速く走りますが、自転車は廃れていません」
と説明していたそうです・・・名言!

そうですよね。むしろ、自転車は増えているそうですから。
そして自転車が増えたから歩く人が減ったというのもまた違う。

自転車でしか見えない世界、徒歩でしか見えない世界がある。
自動車に乗るようになって、
いっそう実感される自転車や徒歩の良さもあると思う。

もちろん、自動車から見える景色の良さもあります。

さて。脱線しましたが。本好きならワクワクできること間違いなし。
私が楽しくなったのは、なんと言っても、このエピソード。

太平洋戦争の終戦の日に永井荷風と谷崎潤一郎が、
疎開先の岡山県で会っていたそうなのですが。
これは荷風の日記にも記されているから間違いない。

岡山県と言っても谷崎は勝山町、荷風は岡山市。
荷風が谷崎に会いに行き、一夜飲み明かして、
荷風は翌日のお昼前に分かれて岡山へ帰っている。

それに関して、どの列車で何時に帰ったかを知りたい、と。
そんなお客様がおられたそうです(著者は元リファレンス係)。

えっと・・・西村京太郎ですか?
(あ。違います。荷風を研究している女性)

でも。これも。ちゃんとリファレンス能力があれば。
調べることが可能なんですよね・・・凄い!

結果、二人が分かれたのは玉音放送より前と証明できた、と。
へぇぇ〜。

(2015.10.20)
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  • 2016年02月25日 (木)

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