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2016年12月に観た映画

2017.01.04 映画   comments 0
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グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状
★★★★

監督 ヨハネス・ホルツハウゼン
2014年 オーストリア
98分


 美術館の舞台裏と言えば「ようこそ、アムステルダム国立美術館へ」が抜群に面白かったのだけれど。本作はそれに比べて全体に大人しい(実際、音楽もなく静か)。美術館内にしばらく滞在させてもらった感じで、私は楽しかった。ヨーロッパ的色彩が画面に溢れていて、目に快かった。こんな職場に勤めたい!と思った。
 私が初めて観た本物の絵(原画)が何しろ、ベラスケスのマルガリータ王女だったから。それが私の好みの原点になってしまっているのだなぁと改めて実感した。
 ベラスケスに限らず、あの時代の油絵(主に肖像)は絵本の絵しか見た事なかった子供には「生きているみたい」で、美しさよりも怖さが勝った。世の中にはこういう絵を描ける人がいるということが衝撃だった。重厚感という言葉は知らなかったけれど、幼い私が打たれたのは作品の重みだった気がする。
 色も質感も。積もった年代も、全てがどっしりとして。暗い色が輝くということを知ったのもあの時だったと思う。衣装やカーテンの生地が私にはとても「重く」「暗く」見えた。それなのに「華やか」であることに驚いて、目が離せなかった。
 のちに、淡い水彩であるとか、すっきりした線画とか、あっさりしたものを好むようになっていったけれど。それでも時おり豪奢なものに懐かしさのようなものを感じてしまうのは。ずっとずっと忘れずにいるベラスケスの絵のせいなのだろう。映画の中の美術館は怖さも含めて、私の思い出に重なった。

ccshiawasenahitori.jpg 12/26
幸せなひとりぼっち
★★★★★
監督 ハンネス・ホルム
2015年 スウェーデン
116分

ロルフ・ラスゴード
イーダ・エングボル
バハー・パール

 シネリーブル梅田にて母と。最前列の席で。
 ここが泣ける!っていうんじゃないところでも涙が湧いて来てちょっと困った。何気ないシーンが妙に沁みる。画面が常に美しい。細やかな気遣いの積み重ねを感じる絵作り。目に気持ち良く、心にもすっと入ってくる。
 映画の中に自分も入って行ける。取り残されたり、驚かされたりすることなく。ストーリーはある意味、予定調和というか、想定内の流れなのだけれど。登場する人々の人物像と、その描き方がとても良かった。奥さんのソーニャの輝きが尋常じゃなくて。あの笑顔!
 年末に良い映画が観れました。インテリアも素敵で楽しめます。

今年観た映画は20本。もっと観たかったなぁ。
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