Loading…

詞華断章  竹西寛子

Posted by 彩月氷香 on 29.2016 詩・俳句   0 comments   0 trackback
4006021712
岩波現代文庫
Amazon

竹西さんの文章が美しいという評判で読んだのだけれど。どうもピンと来なかった。生真面目というのか、固いというのか、なんだろう。もう少し、緩みが欲しいなぁと。

ただ、私の日本語読解力が弱いのかもしれないなと思ったり・・・

うん。きれいな日本語と皆が口を揃えて言うからそうなのかもしれないのだけれど。やはり私にはあんまり良さがわからなかった。なぜか、心に響いてこなかった。

単純に。好みの問題なのかもしれない。そういう好き嫌いというものに、何か潜んでいる「私」の価値観、「私」の欠点、もしかしたら「私」の強み、があるのだろうという気もする。

それとも。ただ読んだタイミングが悪かった可能性というのも・・・捨て切れない。波長を合わせることが出来なかっただけ?

この疑問を検証するために。また、この方の著作に手を伸ばすことになりそうだ。

以下の文章は、好きです。でも内容はすごく共感するのだけれど、言葉は堅く感じるな・・・

私は、歌でも句でも小説でも、作品を濁らせないのを創作の大切な条件だと思っている。それは、清澄な素材を扱いさえすればいいということではない。たとえ汚濁の素材を扱っても、作品は澄んで仕上がるのを望ましく思っているということである。

 欲望の気ままな発散は、自由とは区別されるのが望ましい。
 型が生きるのは、型をばねにできるほどの内なる横溢がある時に限られよう。
 その内なる横溢が、表現のばねに自ら求めた型ならば、そこには豊かな自由が約束されているはずである。

あと。紹介された句のなかで好きなものも書き写しておきます。

われをつれて我影帰る月夜かな   山口素堂

淋しさの底ぬけて降るみぞれかな  芭蕉


(2016.3.3)
関連記事


  • password
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://raffiner.blog70.fc2.com/tb.php/2801-887aa3c9

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

*初めましてのご挨拶
*ブログタイトルの由来

<別館のご案内>
Instagram
99%、花の写真です。

moleskine絵日記
ちいさな絵日記。

表示中の記事

  • 詞華断章  竹西寛子
  • 2016年06月29日 (水)

カテゴリ

最新コメント

データ取得中...

月別アーカイブ

***