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スローライフでいこう   エクナット・イーシュワラン

4150502501
ハヤカワ文庫NF
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「ゆったり暮らす8つの方法」と副題にあります。以下、引用。

 集中する時間が短くなる一方の悪循環から抜け出すにはどうすればいいか? すべてをやろうとしなければいいのです。読みたいものをすべて読もうとしたり、絶えず最大限の楽しみを獲得しようとしたり、毎日与えられる情報をあまさずチェックして生活に役立てることなど不可能だ、と気づき、スローダウンするべきなのです。わたしたちは選択しなければなりません。

 速く動く心は病んでいる。
 ゆっくり動く心は健全である。
 不動の心は神聖である。

心というテレビはつねに放映中で、けっして消すことができません。昼も夜も絶え間なく放映され、行動にも影響を与えています。

 とても残念なことなのですが、ほとんどの人が心を否定的な思いに使っているようです。他者についてだけではなく、自分自身についてもそうです。実際、「速く動く心」は、「否定的な思い」と同義語です。「思い」について「思って」いるのです。

八つのステップ

 スローダウンする
 一点集中する
 感覚を制御する
 人を優先させる
 精神的な仲間を持つ
 啓発的な本を読む
 マントラを唱える
 瞑想する

早起きをして、三十分、瞑想や啓発的な読書に充てる。
一日のなかにたくさん詰めこみすぎない。

読むものを賢く選ぶようにしてください。そして、読むに値するものだけを読むようにしてください。時間をかけて、じっくり内容を理解しながら読んでください。

腰を据えて、自分が拘束されていると思っていることのリスト作りをする。
必要でないことや、役にたたないと思えることを赤鉛筆で消していく。
自分にも誰にも役立たないことに時間を費やしていることがわかる。

ただ楽しいからやっている。

習慣になっていることや絶対に必要と思っていることが本当にそうか?
時間をかけて実地に試してみる。

何年にもわたる訓練のおかげで、わたしはごく自然に、物事に集中できるようになりました。たとえ相手の話があまり興味のないものでも、自然に集中して聞けるようになりました。心も目もさまよったりはしません。

「歩いているときはただ歩きなさい。座っているときはただ坐りなさい。心をぐらつかせてはなりません」
「珈琲を飲んでいるときは珈琲を飲みなさい。おしゃべりをしているときはおしゃべりをしなさい。心をぐらつかせてはなりません」

 心がひとつのことに集中できるようになると、美しいものがより美しく感じられて来ます。
これは逆説として理解できる。集中力が欠ければ欠けるほど、美しいものを感じる心が弱っていくのを実感する。

あなたの職業が何であれ、意識をすべて、自分のしていることに向けてください。その仕事が楽しいとか、楽しくないとか、どのくらいの利益や名誉を約束してくれるかといったことに、心を乱さないようにしてください。その仕事が他者の犠牲の上に成り立っていたり、健康や福祉のさまたげになっていないかぎり、最善を尽くして行ってください。完全に集中し、結果について考えることで心を乱さないでください。そうするうちに、大きな重荷が肩から抜け落ち、仕事の質も向上し、そしてもっと楽しく仕事ができるようになっていきます。

「最善をつくせば、何も心配することはない。心配事を持たぬとき、人は幸せなり」メヘル・ババ

 そばにいるだけで、乱れていた心がほっとなごみ、怒りが許しに変わっていく、そのような平和な心の人に、出会ったことはありませんか。人のことを自分よりも先に考えられる人は、たいていそのような心をもっています。人にお説教や、アドバイスをしなくても、その人の平和な気持ちが、まわりにいい影響を与え、人の心を変えていくのです。

思考の速度が上がれば上がるほど、自我(エゴ)は大きくなっていきます。否定的な考えはすべて速く動くからです。心が時速百マイルのスピードで動いていれば、振り返ることも、止まることもできません。衝突するしかないのです。反対に、肯定的な考えはゆっくり動きます。「忍耐」はいつも低速車線を走っています。「善意」は決して急ぎません。そして「愛」はハイウェイから降りています。なぜなら、「愛」は変化する思考の流れではなく、心の永遠の状態なのですから。

何が一番、我が家を楽しくさせているだろう?

マントラ

「ラーマ」
「オム・マニ・パドゥメ・フム」=心の蓮の花にのった宝石
なにか一つ、好きなマントラを選んで唱えるように、と著者は言います。

いつものようにわめきたてているかぎり、心の内にある「静かな、小さな声」も聴くことはできません。瞑想は、心の乱れを静めることが目的ですが、長いあいだ続けていると、やがて心の不協和音にきっぱりと別れを告げ、心のなかにずっとあった癒しの静寂が聴けるようになるのです。

早起き
栄養のある朝食をゆっくり
どのようなこともギリギリでなく少し早めに
生活をシンプルに
そのためにまずリストを作り意味のないことを消す
できることやりたいことをすべてやろうとしない
人を急かさない
忍耐を養う
ゆっくりと怠惰を混同しない

この本はスローライフの本質を捉えていて、もうこれを読めば、以後「スローライフ」に関する本を読む必要はない(と私は思った)。ちなみに本書で言うスローライフとは、のんびり暮そうというのとは異なる。

心のエネルギーの使い方の問題なのだ。一つに集中する。簡単に言えば、それだけなのだけれど。それが出来なくなってしまってから、もう何年、いや何十年経つだろう・・・
 
(2016.5.13)
ああ。このように出来たらいいのに。出来ません。著者の本は全て読んでみたいです。そして、この本を手元に置いて、折々に読み返したい。
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拝見させて頂きました、そして印刷をして部分的に線をひき、時々眺めなおしております。
この要約を読めば、もう本文にあたらなくてもよいのかな? などと思っております。
どうでしょうか?
2016.12.17 17:44 | URL | 通りすがりの少し無礼な人 #JyN/eAqk [edit]
いえいえ、無礼などではありません。たいへん嬉しく思います。

私が心に留めておきたいことを並べただけの記事ですが、本文のメッセージは正しく伝わったでしょうか。
点線枠の中の文章は本文そのままの引用なのですよ。

読む人によって、心に残る箇所は少しずつ違うのではないかしら。
絶版ですのでお勧めし辛いですが、お近くの図書館に在庫があるようなら、もしくは運良く古本で出会うようなら、お手にとって見て欲しいです。

著者の考えはおおむね引用の中に含んでいるとは思いますが、本を読んだ方が氏の人柄から滲む癒しの効果を感じられるかと。ただ、それも私はそう感じたというだけで、語りが冗長だと受け止める場合もあるかもしれません。
(あと、省いてしまっていますが、瞑想についても触れられています)。

私自身はこの本をまた読み返して生活を見直したく、本を注文しようかと悩んでいます。
コメント頂いたのが、私にとってこの記事を振り返る良いきっかけになりました。ありがとうございます。
2016.12.17 22:28 | URL | 彩月氷香 #- [edit]


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  • 2016年08月28日 (日)

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