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そうか、もう君はいないのか  城山三郎

Posted by 彩月氷香 on 07.2016 城山三郎   0 comments   0 trackback
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ひとことで言うと。
「うらやましい」でしょうか。
あまりにも素敵過ぎる、ご夫婦。

飾り気なく、素直な文章。
常日頃からの城山氏の作風とは異なる。

城山氏の妻への愛が溢れていて。
ふつう、こういうものは読み手にとって、
むずがゆいような恥ずかしさを感じさせるものだが、
そういうこともなく、すーっと胸に沁みてくる。

読んだ方はきっと。「こんな夫婦でありたい」と願うでしょう。

思えばなれるというものでもないでしょうが。
このような夫婦のカタチもあるということが、
何かうれしいような気持ちになれる。
こういう夫婦がたくさん、いたらいいなと思う。

いえいえ。同じような、というわけではなくて。
まったく様相は違っていても、もちろん良い。
ただ、長く紡がれていく夫婦の愛情というのは尊いな、と。

あ。離婚がいけないとか思ってませんから。
別れた方がいい場合は絶対ありますから。

だけど。だから。
別れるなんて考えたこともなかったであろう夫婦が、
死によって別れざるを得なくなった時の・・・

最愛の妻を失った後の城山氏はほんとうに。
「半身をもぎとられたよう」で・・・

ああ。私は夫婦愛とか一生無縁になりそうですが。

それでも。僻む気持ちなどは起きません。
読んでいて、とても。とても。優しい気持ちになれます。

城山氏が生涯を注いだ経済小説を読みそびれている私ですが。
この方のエッセイは穏やかで優しくて気取りがなくて好きです。

一度、経済小説も読んでみたいですね。

(2016.6.4)
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  • 2016年10月07日 (金)

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