Loading…

コーヒーの人  大坊勝次 田中勝幸 國友栄一 濱田大介 松島大介 加藤健宏

Posted by 彩月氷香 on 26.2016 料理・食・グルメ   0 comments   0 trackback
4845915863numabooks
フィルムアート社
Amazon

顔が見えるコーヒー

なんか自分はそういうのは飲んだことないなぁと思いながら、こんなキャッチコピーを考えてみました。この本は副題が「仕事と人生」となっていまして。コーヒーを巡る人々を描きつつもそれだけに留まらず、仕事と人生全般に通じる話です。

コーヒーカルチャーの“今"を描いた話題作『A Film About Coffee』という映画・・・見たかったんですけれど、見そびれました。この本は映画に出ていた人たちが取り上げられているそうです。

しょっぱなから、ガツーンとやられました。「自分は動物だと思っている」という田中勝幸氏の言論のインパクトたるや・・・ 彼の哲学は「自分の人生は自分の才能を見つけるためにある」というもので。それを実践して歩む中で吐き出す言葉がグサグサ刺さる。

 もしあなたが嫌々働いているのであれば、やる気がないのであれば、お金のためになったとしても、自分のためにならない。だとしたら仕事を辞めるべきだと思いますね。

全面的に賛成ですが、そうあっさりと言い切られると痛い。いや、勢いでほんと今すぐ辞めちゃおうかと思わせる説得力ですが・・・

 僕が言ってることはビジネス的には間違ってると思います。でも、ビジネスはあくまで人間の考えることだから。僕は人間じゃないんですよ。僕は動物になりたいんです。好きなものは好き、嫌いな物は嫌い。僕のやっていることを好きな人だけがここに来て、その人たちに一生懸命エスプレッソをつくる。ただこれをやるだけ。それ以外の人たちには、僕は牙を剥きます。

傲岸不遜とも取られかねない言い分ですが。こういう気持ち、気概で生きている人に憧れる。私はなれない、ならないだろうけれど、いいえ、言葉にすることはないだろうけれど。根底には似た想いがあります。ううん、違うな・・・こんな風に言い切れるほど、自分は「これ」をやって生きていくんだ、と信じられるものを持ちたい。

さて。田中氏の「ザ・俺の道」的生き方に圧倒された後には、お客様目線なバリスタも登場します。これはこれで、とても共感できたりして。ホスピタリティの多様性について考えさせられます。

一人一人紹介するのは省きますが、タイプは違えど「我が道をゆく」人たちで。儲けを優先しないどころか、ほぼ度外視しているというのが共通しています。珈琲を淹れるとか、珈琲店を経営するということが、彼らにとっては「芸」と呼ぶべきものになっている。

好きなことをやる、と決めて。結果的に珈琲に辿り着いた・・・そんな人ばかり。皆さん、カッコ良過ぎます!

(2016.7.27)
とびっきり美味しい珈琲を淹れるということは、五感を研ぎ澄ませて、技術だけでなく己の哲学を持っていなくては出来ないものなのだなぁ。「何も考えずに淹れたコーヒーは飲めばすぐわかる。中身のない味がするんですよ。豆が何グラムとか、水が何ccとか、そういう数値化されたものだけでは味って伝え切れないんですよね」とはリトルナップコーヒースタンドの濱田さんの言。

この方のインタビュー記事を見つけて面白かったので貼っておきます
→CONTRAST [インタビュー] コーヒースタンドのある日常 

関連記事


  • password
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://raffiner.blog70.fc2.com/tb.php/2897-bff25693

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

*初めましてのご挨拶
*ブログタイトルの由来

<別館のご案内>
Instagram
99%、花の写真です。

moleskine絵日記
ちいさな絵日記。

表示中の記事

  • コーヒーの人  大坊勝次 田中勝幸 國友栄一 濱田大介 松島大介 加藤健宏
  • 2016年10月26日 (水)

カテゴリ

最新コメント

データ取得中...

月別アーカイブ

***