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あるミニマリストの物語  ジョシュア・フィールズ・ミルバーン ライアン・ニコデマス

Posted by 彩月氷香 on 25.2016 自己啓発   0 comments   0 trackback
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フィルムアート社
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ミニマリストの誕生と成長の過程を描いたドキュメンタリー

いきなり大文字ですみません。本の内容を一言で自分なりに表してみるという試みを始めてみようと思いまして。でも・・・センスが(汗)ていうか、これじゃただの説明だし。

ほかに考えたのは、

そして僕はミニマリストになった

もう、ゴールなんて必要ない

なんか、帯の文句みたいですけど・・・まぁでも。本書の内容のポイントはここだと思うんです、ええ。

ちなみに、「僕が余分なものを捨て人生を取り戻すまで」と副題にあります。ま、これでいいんだよね。何も私が下手くそな標語をつくったりしなくても。

さて、幾つか本文から引用。

ここには、世界中の騒音が集まっている。心のない都会の鼓動。この大喧噪を聞いても、ここにいる死者たちは蘇らないらしい。うつむいている人々の顔は、光を放つ小さなスクリーンに青白く照らされている。テクノロジーによってゾンビ化された人間たちだ。
見たことのある景色ですよね・・・ 私自身もその中の一員かもしれない。

装飾品ってものは少なければ少ないほど、より際立ち、存在感も強く意味深くなり、より楽しむことができる。

 僕はもう人生に価値をもたらせない代物は一切持っていない。どの服も着ているし、その皿も使っているし、すべての所有物を楽しんでいる。それができるのは、価値をもたらせ続けてくれる品物だけを意図的に厳選したからだ。それ以外のものはすべてなくなった。
この辺はよくあるミニマリスト的な暮らしぶりです。それでも憧れですけれど。

斬新だと思ったのは「ゴールを捨てる」という発想。あ、でもこれ、レオ・パボータ氏からの受け売りなんですね。しかも、どうも聞き覚えあるなと思ったら、レオ・パボータ氏の著作も過去に読んでいました(汗)・・・というのは置いといて。

心に秘めたモチベーションがあれば、ゴールを設定する必要はないという考え。「ゴールがある=達成すべきことを達成してハッピーになれる」という法則から自由になる。結果、ストレスも減り、むしろ生産性もアップし、今までよりずっとハッピーになった・・・そうです。

次の目標達成に向かって計画を立てることなく、今という瞬間に身を置いた生き方ができるようになった、と書かれていますが。この辺のところは読むだけでは実感しづらいです。

「新しい小説を書き上げる」とか「今という瞬間に身を置いた生き方をすること」はゴールじゃないのか? 

彼いわく、それらはチョイスであって、ゴールではない。つまり小説を書くことには必死になっているけれども、その執筆プロセスを楽しんでいて、完成できなくてもオーケイだと思っているのだそうです。

本書はタイトル通り「物語」。読者がこの物語の中を歩むことで各々擬似的にミニマリズムを体感・体得していくわけですが、ピンと来ない部分もあります。ぶっちゃけ・・・著者の筆力不足もあるかもしれません。

物や仕事を減らすことや人間関係を整理することを提唱するミニマリズムより、一歩深い印象。目指すところや、やろうとしてることは同じですが、「〜イズム」に付随する硬直した思想の窮屈さを感じないのが良い。

著者はミニマリストとして再出発してからも、業績や称賛を追い求めることからは抜け出せずに恋人を失ったりしています。物質主義から脱しただけで幸せになれるというわけではないところをきちんと描いている。ミニマリズムも家族構成や生活環境に応じて様々だと述べているところも好きです。

ええっと。「各自なりのフレーバーを持ったミニマリズム」ですって。味付け、香りづけが異なるというのはいい例えですね。

私自身はミニマリストを目指し続けて(しかもそんな言葉が存在しなかった頃から)苦節ウン十年、かなり少ない持ち物にまで減らしたところでリバウンド。現在、着々と物が増え続ける生活を送っています。それでも整理整頓能力があるので問題はありませんでした。

しかし最近、物の管理に要する労力が限界を超えつつあるようで苦しんでいます。それだけではなく、この物語の主人公同様、働くことが苦痛で・・・

あ。唯一、人間関係だけは見事にミニマリズム化されていますが。これを誇っていいのかどうか、心底疑問です。

(2016.8.6)
物と生活のサイズを小さくして行こうという決心を新たにしました。それだけだと表面的な似非ミニマリズムですが。まずスタートはここからだろうと思います。

以下、自分のためのメモ。(かなり意味不明)
僕ら人間っていうのは、さまざまな考え方や感情や行動をごちゃ混ぜに袋詰めにしたような存在だから、正しい嘘もつけば、誠実な詐欺もすれば、罪深くもあれば、聖人のようでもあり、闇と光を合わせ持つ、歩く矛盾の塊だ。


P101 たいていの人は、自ら築き上げた幻想が〜
    →ここからの長い一節は再読したい、ぜひとも。

P178 だから僕らは、安心を得ようと、
    →ここも。

P184 生活のための仕事に〜
    →同じく 

P274 着こなしはカジュアルだが
    →理想的なお洒落についてのヒント。

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  • 2016年10月25日 (火)

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