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新文章讀本  川端康成

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たちばな出版
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佇まいの美しさ。

数ある文章読本の中で、決して名高いとは言えない。
それも、そうかなぁと読んでみると思う。
つまり、地味なのだ。

文章読本というより、文芸評論として読んだ方がいいかも。
見識の高い、そして作家に対しての愛情の深い評論。

私はそういう目で見て、本書が好きだと思いました。

「よく読んでいる人」だ、と感心します。
やはり、その目はとても鋭い。

文章を知る、というよりも。
川端康成を知る、助けになる本だと感じます。

それは、川端康成に限らず、
三島由紀夫でも、谷崎潤一郎でも同じでしょう。

文章の書き方が書かれているわけではない。
彼らがどういう文章が理想と思うかが書かれている。

そして、文章について語る言葉に彼らの美学や、
才能や、性格や、得意不得意が見える。

まぁ・・・みな、天才ですけれども。

本書には川端康成という人の「勉強家」な一面が見えて。
でありながら、詩情が漂ってもいる。

川端康成という人は。
何といっても。私には「佇まいの美しい人」と見えます。
本作を読んで、その思いが強まりました。

(2016.9.8)
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  • 2016年11月16日 (水)

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