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たたずまいの美学  矢田部 英正

Posted by 彩月氷香 on 05.2016 未分類   0 comments   0 trackback
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中公文庫
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 和装における女性の美感とは、肉体の輪郭を覆い隠したとしても、その美的な存在感が失われることのない「姿」や「しぐさ」から表出するものであり、これを私は「佇まいの美」であると言う。

「骨をつかむ」という日本語は、この脱力状態において体感される「骨の感覚」に由来するのにちがいなく、筋肉を浪費させずに動作する「コツ」をつかんだとき、それは筋力をはるかに上まわる力を発揮することができる。これら「骨」に準拠した日本古来の運動原理は、筋肉に依存した現代のスポーツトレーニング理論とは、根本的に異なる身体技法に基づいていることがわかる。

日本人の歩き方の汚さの指摘から始まる本書。
私自身も、立派な(?)日本人歩きである。

しかし、その歩き方の「汚さ」は。
洋装に合わないということであって。
着物を着ていればそれは美しい歩き方なのだ。

「骨」の感覚についての洞察も秀逸。

リトアニアのバレリーナ、マイヤ・プリセツカヤも
どうしたら六十を越してそのような美しさを保てるかという質問に
「私は骨で立っているからです!」と言っていたそう。

洋服と和服の違いの捉え方も興味深い。
「人に合わせるか」「服に合わせるか」の違いだと著者は言う。

服(の型)を完成させることで、着用の技術を必要としないのが洋服。
和服は着る人間がその様式に相応しい技術を持つことが必要で、
言わば「人間依存」の服。

(2016.10.10)
もっと色々あるんですが・・・忘れちゃいました(笑)
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  • 2016年12月05日 (月)

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