Loading…
 

本の「使い方」  出口治明

4041016495
角川書店
Amazon

思考力を鍛える読書を。

「1万冊を血肉にした方法」と副題がやたらと勇ましいですが。
内容としては「多読よりも精読」「ベストセラーより古典」
・・・と説く、ごくごく正攻法の読書のススメです。

私自身はやたらめったらの乱読で、スタイルは異なりますが。
若い頃どさっとまとめて古典を読み、それは財産になっています。
なので、著者の提言はいちいち腑に落ちます。

いやホントあの頃(十代・二十代)古典を読んでおいて良かった。
何なら、もっと読んでおくべきだった。

今になって読み零した古典を読みたいと思ってはいるのですが。
脳と体力がついてきません・・・

それにしても。自己啓発本を多数出版している方が。
「自己啓発本は読むな!」って言うのはズルイですよねぇ(笑)
そして私自身は「もう読みません」宣言を何度もしつつ。
気がついたら、あ、また読んでいる・・・状態だったりする。

これは。現代の生活スタイルが元凶だと思う。
単純に言えば、疲れ過ぎているんです。

もともと私は「考える」ことが好きですが。
考えるタネになるような本って「歯ごたえ」があるもの。
それを読む「力」が失われているゆえに、安易な方へ走る。

「アイデア」とか「ネタ」の本って読みやすいんですよね。
「他人の思考」をチラ見して、自分と比べたりして、
「考えたつもり」になっている・・・ああ、情けない。

でも。そんな自分をゆるしてあげないと生きていけない。
・・・そういう開き直りが続いてきたと思います。

今。そこから脱却するぞー!という取り組みの真っ最中。
そんな私へのエールとなる一節を引用します。

 プロのコーチにスキーを教えてもらうと、厳しい上に、お金もかかります。でも、すぐに上達します。友だちに教えてもらうと、教え方もやさしいし、お金もかかりません。でもなかなか上達しませんし、友だちの悪い癖まで身に付いてしまいます。
 「思考力」鍛えるときも、スキーと同じです。
 普通の人が書いた本と、アダム・スミスやアリストテレス、デカルトといった超一流の先生が必死に書き込んだ古典とでは、どちらが思考力を鍛えることができるでしょうか?
 間違いなく、後者です。古典は難しいと感じるかもしれませんが、それでも、古典を読み込んで、超一流のプロの思考のプロセスを追体験するほうが、はるかに思考力を鍛えることができると思うのです。

こうして書き写しながら。
今さら思考力を鍛えて、何の役立つんだろう?いう疑問も湧いて来て。
やはり古典は若い頃に読むのがいいなと思ってしまうのでした。

いや。でもね。読書は私にとって娯楽ですけれどもね。
より深く楽しむということは「鍛える」ことでもあるのです。

うん。
そもそも。「思考」っていうのは最高の娯楽なんですよ!

(2016.11.10)
あと著者は「毒のある本」をすすめています。
そして、こんなことを言っています。
 功利的に本を読んでも、だいたいうまくいかない。好きな本を読んで、じっくりと体の中に毒が回ってくるのを待てばいい。
同感! そして切実に思うこと。「時間が欲しい!!!」

関連記事


  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://raffiner.blog70.fc2.com/tb.php/2973-131e9af3

プロフィール

Author:彩月氷香

とにかく本が好き
読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

*初めましてのご挨拶
*ブログタイトルの由来

<別館のご案内>
Instagram
99%、花の写真です。

moleskine絵日記
ちいさな絵日記。

表示中の記事

  • 本の「使い方」  出口治明
  • 2016年12月21日 (水)

カテゴリ

最新コメント

データ取得中...

月別アーカイブ

***