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女王国の城  有栖川有栖

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有栖川有栖さんも久しぶり。
どのくらいご無沙汰か正確を期すために、データを当たってみた。
(私個人の読書データ、19年分)

1998年10月に「月光ゲーム」を読んだのを皮切りに、以後1年間で、
「孤島パズル」「海のある奈良に死す」「ダリの繭」「スウェーデン館の謎」
以上5冊を読んでいるのがわかった。・・・思ったより、多いな。

でね。以降、全く読んでいないわけも、読書ノートを読んで判明。
「月光ゲーム」と「孤島パズル」で著者のファンとなった私なのだけど、
「スウェーデン館の謎」に感想で、以下のような厳しいことを書いている。

「この人のミステリは常に及第点ではあるけど70~80点。人物描写、人物造形が甘い。いまひとつ魅力不足。月光ゲームが一番良かった。」
・・・要は、こうして、見切りをつけてしまったんだな。

さて。11年ぶりの再開で、著者を見直した、と言いたいところなんだけど。
残念。この本を読む間に私、4冊も他の本を読了してしまった。
・・・つまり、一気に集中して読めなかった。

舞台も筋立ても面白いかな、って初めは思うけど、ダレる。
し、やっぱり人物に魅力が足りなさ過ぎる。
無駄にボリュームあり過ぎる小説だと感じる。

ただ、有栖川さんに好感は抱いているのだよね。
何故かというと、彼が作中に取り上げる、小説や文学作品が、
私の大好きなものばかりだから。

しかも、微妙に渋い好みなんだ。
本作では、カフカの「城」、J・P・ホーガンの「星を継ぐもの」。
「孤島パズル」では、中原中也の詩、オマル・ハイヤームの「ルバイヤート」。

どれも、何千冊と本を読んできて、
その大半を記憶からこぼれ落としている私が、
「特別」という烙印を押して、大切に心にしまっている本なのだ。

つまり、有栖川氏と私の感性は近いってことか?
にしては、肝腎の氏の小説が私の好みに合わないんだけど・・・。

(2010.7.5)



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  • 女王国の城  有栖川有栖
  • 2010年07月10日 (土)

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