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優雅なハリネズミ  ミュリエル・バルベリ

4152089636

早川書房
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管理人って、そんなに社会的地位が低いの?

ええっと。主人公の管理人の女性の劣等感が凄いんです。
(一方で自尊心もとてもとても強い)
フランスって今もこんなに「階級社会」なんでしょうか?

とにかく、主人公のルネは。
自分に「知性がある」ことをひた隠しにして生きている。
バカで低俗で育ちが悪いという演技を徹底して貫く。

知的要素の濃さが魅力となっている本書は。
おそらく、それを面白いと思える人にしか面白くない。
スノビズムの傾向がかなり強いことは否めません。

ま。でも。そこはいいんです。
私自身、そういう面がなきにしもあらずですから。

知性が強みとなる場所に暮していない場合。
それは隠した方がいいというのは、日本でも同じ。

ただ、ここまでしなくても・・・と思います。
匿名で知性を活かす場所も現在は見つかるでしょうし。

だって、ルネは。
軽蔑している低俗なテレビを観てるフリまでするのです。
話し方もわざわざ魯鈍に装うのです。

さらに。著者の「日本文化の理想化」がこそばゆい。
憧れというのは。なかなか困ったものですね。
特に、「ファン」とか「ひいき」の域に達してしまうと。

作品全体の色調は好ましく。
哲学の香りや、批判的精神の鋭さを満喫しました。
管理人と友達になる少女のこまっしゃくれ具合も素敵。

フランスの小説って、根本的なところで馴染めないんです。
「自己主張の強さ」について行けないというか。
理屈や感情の展開が、どうも想定外なことが多いです。

だからつまらないということではなくて。
近頃は、そこが面白いと感じるようになりました。

実はルネが「バカを演じる」のにはちゃんと理由があって。
最後にそれが判明するのですが。
そこのところも、腑に落ちたとは言い切れないです。

何か、時代錯誤な印象なんだよなぁ・・・

(2017.4.4)
著者のバルベリさんは、なんと今や日本在住だそうで。
ほんまに、日本が好きなんやねー。

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2017.09.16 20:07 | | # [edit]
思ったより「深い」内容ではありませんでしたが。
それでも、なかなか面白かったです。

馴染みがないせいか、新鮮に感じましたv-22
2017.09.18 09:22 | URL | 彩月氷香 #- [edit]


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  • 2017年09月14日 (木)

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