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『天職は寝て待て』山口 周

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光文社新書
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「いい偶然」を引き寄せることが大事。

従来型の「天職への戦略」は。
「ありたい姿」ー「現実の姿」の引き算。

その差を解消するための行動の計画が
「戦略確定」となる・・・と。

それは違うんじゃないか、と著者は言う。
で。冒頭の太字の台詞がでてくるわけです。

じゃあ、どうすればいい偶然を引き寄せられるのか?
「日々の習慣」が重要だそうです。

まず、就職活動に関するノウハウ本は読まない。
読むとしても、ノウハウ本を読んだ人が出す陳腐な回答から
いかに差別化するかという視点で読む。

そして。天職探しは、
自分が世界に何を求めるのかではなく、
世界が自分に何を求めているかの問いに答えを出すことだ、と。

往々にして人は「自分が好きなこと」と
「自分が憧れていること」を混同している。

その為、何がやりたいかの問いに間違った答えを出してしまう。

あ。わかります・・・
職業じゃないけれど。大学の科目を選ぶ時の私がそう。
憧れて英文科に行きましたが、国文科に行くべきでした。

以下、本文よりメモしたところ(そのままの文章ではない)。

キャリアを考える上では、
「何をするべきか」と考えるのはダメ、
「何が譲れないのか」を考える。

「逃げの転職」をしようとしているのであれば、
一刻も早く逃げ出したいため、拙速に転職先を選んでしまう傾向がある。
「半年待てないか?」
じっと待ってみるのも有効な戦略の一つ。

自由に生きるためには技術が必要であり、
それを身につけるための訓練という側面から、
不自由な時間を甘んじて受け入れざるを得ない。

最後にフロベールの小説からの引用がありました。

どんなに汚くてかっこ悪いものでも、あなた自身のこれまでの人生はかけがえのないものでしょう。そして、また、これからの人生を愛してあげて欲しい。そうして慈しんであげれば、それはやがてかけがえのない、輝きを持つ何かをあなたに与えてくれますよ。

行き詰まって自己嫌悪に陥っている時、
「どうせ私なんて」病にかかっている時、
この言葉を読むと励まされますね。

(2017.6.5)
副題に「新しい転職・就活・キャリア論」とあります。
私はこの本を読んだのが理由とばかり言えませんが、
「逃げの転職」をしそうになっている自分に気づき、
なんとか踏みとどまりました。
まぁ。それが吉なのか凶なのかわかりませんが。

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  • 『天職は寝て待て』山口 周
  • 2017年10月24日 (火)

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