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シンプルだから、贅沢  ドミニック・ローホー

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講談社
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モノから自由になるための贅沢な道

共感と、少しの反感を抱いて読み終えました。

私は贅沢が好きです。一方でかなりの節約家です。
けれど、ムダも必要とも信じています。

ローホーさんはそもそも、お金持ち。
基本的に潤沢な資金があることが前提の「シンプル」です。

だからと言って、
貧しい人がそこから学べないわけではありませんが。

そして。
物が「買え過ぎてしまう」時代だから彼女の言葉が響くのですが。

上質なものにこだわり続けることは。
私自身が志向していることでもありつつも。
何だか「硬直してる」ように思えても来ます。

最後には、そこからも離れていくことを暗示してはいますが。
それこそ、その道中が贅沢です。

あ。でも。私、贅沢は好きですが。
ま。でも。もう、ローホーさんの本を読むことはないかな。

一貫して同じことを書いておられます。
それで良いのですけれどね、もちろん。

その繰り返しに安心する読書の時間は勿体ない気がする。
彼女の文章には気品があり、心地よく読めてしまうのですが。
たぶん、もう読むことはないだろうと思います。

以下、ざざざーっと、引用。
(「引用貧乏」な自分も卒業したいところ)


 「エレガンス」はシンプルな心から生まれます。
 美しい人は「私は美しい」とつねづね自分に言い聞かせているものです。それだからこそ美しくいられるのです。
 人を魅了するためには、まずは自分を好きになること。そして自分を好きになるためには、自分の価値を高めながら思いっきり楽しむことです。
 自分の容姿の欠点は隠さなくてもいいのです。それがあなたの魅力でもあると自覚してください。
 自分に対してよいイメージを抱くことで、実は人生はかぎりなくシンプルになることを知って欲しいと思います。

自己を愛することが生涯にわたるロマンスの始まりである。  オスカー・ワイルド(オスカー・ワイルド全集3)

贅沢とは自らの生き方、健康、幸福の追求を嬉々として制御できることである。  アンドレ・レオン・タリー(アメリカの「ヴォーグ」エディター)

 上質なものの役目とは、それによって五感を刺激し感動させることです。
 一見矛盾しているようですが、金銭的にゆとりがないとき、気分が落ち込み不安なとき、悲しいときこと上質なものを最優先に求めるべきなのです。
 上質なものは私たちを癒してくれます。

 シンプルライフについての著書を多く執筆しているアメリカ在住のイギリス人エッセイスト、トワネット・リップは、お金は「日常生活の歯車に油を差す」ために用いられるべきだと語っています。
 彼女のポリシーは、いくら出費したかなどの計算はしない。その代わり、必要以上のものは絶対に買わない、また自分が消費する量を超える買い物はしないことだそうです。

 品質を見定めるためには、テクニックとちょっとしたコツががいります。それを支えるのは、知識と時間、お金、忍耐力と良識です。
 すべてを知り尽くすことは不可能ですが、月並みではない最高の品質を求め、自分に正直に日々研鑽を積んでいくことで、それがたとえアスパラガスの味の違い、あるいは綿糸の繊維の長短であったとしても、ものの品質の良し悪しがわかるようになってきます。

 ここでいう「美」とはハーモニー、「調和」のこと。この調和が私たちを取り巻くものすべてと、私たち自身の関係を和解させ修復してくれるのです。
 美しいものはそれが与える感動、そして喜びのために求められるべきです。それは高額商品に代えられない多くの喜びを、私たちにもたらしてくれるのです。

何もしないとは、忙しさを主張する人よりも多くのことをしている。
なぜならば、それは思考、瞑想、心に空間を作るため、
思考の放浪、メンタル的なものの彷徨に費やされる時間だからだ。
ミシェル・オンフレ(フランス哲学者『コスモス』より)

 幸福はとてもシンプルな法則から生まれるのですが、これは案外見えないところ、たとえば足元に隠されていたりするのです。先のことを想定する「心のゆとり」を持つこと、これも日常のささやかな贅沢のひとつではないでしょうか。

 
(2017.10.10)
良い物が好き、美しいものが好き。品質の良いものを選びたい。
その欲望を満足させることと、シンプルであることを両立する道は。
価値判断や美意識を研ぎ澄ませることに時間とお金と労力がかかる。
この頃、それが不自然にも思えてきたような・・・

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ローホー・・・浪費を思い浮かべたワタシはやっぱりヒネクレモノ。

「エレガンス」はシンプルな心から生まれます。
    ↑
ということはですよ。
南北アメリカ・オーストラリア・アフリカの先住民。
みんなエレガンスだったわけです。
作者はそれを認めるでせうか?
    ↑
マリー・アントワネットの傍で「ほほほ」と笑う貴族に見える。
そしてそんな王朝を倒し観光資源として。
「ヴェルサイユ宮殿」で儲けるフランス人ってナニ?
と思ふワタシ(作者がフランス人かどうかは別としてw)
    ↑
裏の裏は裏だった。「方丈記」を読んだ方が・・・^^;)/
2018.03.04 09:19 | URL | waravino #JyN/eAqk [edit]
たぶん。
ローホーさんは先住民はエレガントだったと言うでしょう。

私の書き方が批判的に読めるかと思いますが。
シンプル提唱、ミニマリズム提唱の流れの中で、
人気があるのはわかりますし、嫌いではありません。

方丈記を読んで理解できる人も現代、少ないでしょう・・・
彼女は方丈記も読んでたと思います。
日本の古典をたくさん読まれています。

ただ、その解釈が「あれ?」ってところはありますね。
フランスの方だからかどうかはわかりませんが。

この方の本、最初の方は良かったのですが。
後発の本はあまり良くない。
なかでも、この本は「あれれれ」でした。

ちなみにローホーさんは京都にお住まいです。
2018.03.04 21:19 | URL | 彩月氷香 #- [edit]


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  • 2018年03月03日 (土)

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