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『好きなモノと美しく暮らす収納のルール』加藤ゑみ子

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断捨離すればいいってわけじゃない

まず、引用から。

モノを極限まで減らそうとするのも、実は、溢れるモノをいかに収納するかに苦心したバブル時代の裏返しであり、モノに翻弄されているという点では何ら変わらないように私には思えます


そうなんです。
超シンプルライフ、私も惹かれなくはないのですが。
なんだか違和感を感じるのは、ココなんです。

過剰反応的な反動のような印象を受ける。
ちょっと狂信的で怖くもある。
一方でその行き過ぎ具合に痺れたりもする。

突き詰めた状態って。妙に憧れをそそりますよね。
もともと、茶室の美学とかに心震える人種ですもの。

だけど。以下の加藤女史の意見の方が私には現実的。
(あ。勝手に要約しました)

欲しい気持ち→人にエネルギーを与える
欲しさも必要性も感じない→エネルギー不足
 
今、自分を磨いてくれるモノがあるのは豊かなこと


だからって物欲の暴走を許していいってことではありません。
あくまでも。美しいものしか持たない(これが加藤流)。

正直。著者の提言は富裕層向きと取られても仕方ない面はある。
環境と資金と、育ちの良さから来る美的感覚の洗練に恵まれないと、
「そんな優雅な暮らし、無理!」と反論したくなるかも。

でもね。やっぱり。
狭くてもお金がなくても。美しく暮らしたいでしょ。
スケールはダウンしようとも、優美でありたいでしょ。

ミニマリスト的生活も。住人の必要性が高ければアリと思う。
心の底から、そういう暮らしを望んでいて、幸せなら。
そして。見て心が震えるくらい美しければ、私だって憧れる。

同様に。モノが溢れかえっていても魅力的な部屋もある。
私、過去に見た中では具体的に言うと。
テレビでみた、こぐれひでこさんの家が大好きです。

彼女の家は。そりゃロケーションと広さに恵まれている。
だからって、あれだけモノが並んで心地よく調和するのは。
もうもう、センスが溢れてて、テイストが固まってるから。

部屋にね、可愛い鉛筆削りがあったわけですよ。これね。



つい欲しくなり、値段も手頃で買いそうになるけれど。
明らかに私の部屋、かつ私自身のテイストではないです。

ここで我慢するのは、私には大事なことなんです。
結局、買ってしばらくすると。
可愛いけど部屋で浮いてるっていうのが苦痛になり。
泣き泣き処分することになるに違いないから。

そこまで統一感を重視する?っていう葛藤もあるけれど。
美しく暮らそうと思うなら、それくらいは当然。

「北欧風」とか「モダン」とかのテイストが決まらぬため、
何をどう選べば調和するのか、悩ましかったりはする。
物選びに必死過ぎる自分に疲れる日もちょっとある。

でも、やっぱり。この本の副題である、
「好きなものと美しく暮らす」が私の理想なのです。

ちなみに、こっちの方が、私らしい鉛筆削り。





本書でもう一つ、おおっと思ったのは。
「集めたものは整理する」というところ。
当たり前といえば当たり前ですが。
集めるだけで満足してしまいがちですよね・・・

コレクションを他人の目にも感動や納得を与えるものとする

つまり、コレクションは美しくディスプレイしてこそ。
見せ方も考えましょうってことなんです。

これも場所が・・・費用が・・・となりますが。
要は美しく飾れる範囲のコレクションに留めるか、
頑張って展示(もしくは保管)場所を確保するか。

何かを「集める」ってことはそれが大好きってこと。
その好きで好きで堪らないものを他人も楽しめるといいよね。
自分ひとりでひっそり楽しむにしても。
美しく収められてる方が、断然、いいよね。

収納術としては基本のキ。当たり前のことが書いてある。
目新しくもなく、ごくごく常識的な内容。

自分のテイストをしっかりと把握(育成)し、
それに沿って、かつ無理のない暮らしを作る。
結局、それに尽きるのです。

好きなものと美しく暮らすには。
自分のいちばん好きなものを選び。
二番目、三番目に好きな物はあっさり諦めることが必要と思う。

好きでもないものへの未練(まだ使える、勿体ない)は。
もうほぼ、克服出来ている(完全にではない)けれど。
まぁまぁ好き、な物はパラパラあります。

そう。出来る人はすでにやっているという内容なのです。
出来てない私は、読みながら、決意を新たにするのでした。


(2018.2.19)
すごくすごくすごーく好きな物を手に入れると。
そのレベルに達していない幾つかの物を苦もなく手放せたりする。
だからって。常に「もっといい物!」「もっと好きな物!」と
欲望を肥大化させていくと、苦しくなってしまう。
身の丈に合う「洗練」を極めるのが私のテーマなのです。

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時々、写真や雑記も。

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  • 『好きなモノと美しく暮らす収納のルール』加藤ゑみ子
  • 2018年08月11日 (土)

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