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『住み直す』井上由季子 村松美賀子

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文藝春秋
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暮らしの作りかた、老いを見据えて。

「ものと心の整理整頓、この先に向かうために」
・・・と、副題にあります。

結構、重い。内容が。ズシーンと来た。
そもそも。著者は素敵なマンションに暮らしていたのだ。
ただ、職場はかなり遠かった。

で。引越しを決心せざるを得なかった。
80歳を超えた母と過ごす時間を増やすため。
50代になった自分たちの仕事と生き方を整えなおすため。

「今、ここで変らなければ変えられない」

さて。井上夫妻は。
職場の近くにいい物件が見つからず。
職場を住まいにしてしまうという大胆な決断をする。

なんと住まいの広さは半分以下になる。
必要に迫られて、ものを減らしていく。

いつも井上さんは何かを始める前にノートを作るそう。
書くことで頭の整理ができ、アイデアが浮かぶから。
引越前も当然ノートを作った。

テーマは「5分の1を目安にものを減らす」
その内容をちょっと、簡単にまとめてみました。

・家の中を見渡し、持っているものをリストアップ
・減らす分量の見当をつける。引っ越す場所の容量より少なく
・残したいものから書いてみる
・次いで残したいけど残せないものを
・続いて、滞積や数を減らしたり、かたちを変えて残せるものを
・残せないものを生かす方法も考えてみる

でね。いいなーって思った言葉があるの。
 
ものは暮らしを豊かにしてくれたが、ものがあるから豊かだったわけではない

さらに、こう決心する。

これからは「必要最小限」のものだけを持って、それを最大限に楽しんでいこう。


これも、いいフレーズ。

マイナスをプラスに、プラスはもっと愉快に

正直、かなり厳しい内容の暮らしの変換。
かなり特殊な例なので、参考にはならないかも。
その分、ドキュメンタリー的な読み物としての面白さがある。

形より、気持ちの面で、参考になるかな。
で、最後に井上さんのこの言葉が胸に沁みます。

「心地いい空間とは、
 その場所に合った生活のありようが整ってくることだと思うんです」


(2018.2.22)
身動きが取れるうちに、生活やサイズを将来の自分や親に合わせた形にシフトせねば・・・というのが本書の「住み直し」の発端なわけで。私自身、これから真剣に考えねばならない問題。少しずつ準備しておこう。

「★★★★★」 また読みたい本
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  • 『住み直す』井上由季子 村松美賀子
  • 2018年08月13日 (月)

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