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『最上級のライフスタイル』加藤ゑみ子

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ディスカヴァー・トゥエンティワン
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セレブとして生きる人のためのレシピ

ご縁がない!
ホテルライフとか、クルーズの旅とか、別荘とか、リゾートとか!
だから、参考にならないといえば、ならない。

それでも。セレブじゃなくても心掛けたいことも多々ある。
とにかく、美しく。どんな時も。どこに居ても。

自分の立場がどうとか言うことはさて置き。
納得はできる内容です。
セレブな場にいなくても目指していたい態度でもある。

人は、美しいものと美しい行為によって癒されます。美しいものは疲れを感じさせません。人の内面をも美しくします。本物の美は人に強い影響を与えるのです。そして、豊かな想像力を導くのです。

共感しつつも。ちょっと、思うのは。
この「美・至上主義」って。
ある意味、窮屈というか。ホント、しんどいよね。

それはたぶん、世の中には美しいものもあるけれど。
美しくない物はそれ以上に溢れていて。
それを撥ね除け続けるのにエネルギーを消耗するからなのだ。

そして。そういう生き方が。
ほんとうに美しいと言えるのか疑問も抱いてしまう。
何か途轍もなく、我儘で高慢みたいな気がして。

だけど。美に救われる瞬間を幾度も体験してきたのだから。
選べる限りは、美の側に立つ人間でいたい。

昔はね。強かった。「美」を追求する心が。
段々弱って来ていて。かえって楽になったところもある。

美しいもので磨かれた行為と美しいものから身についた考え方や振る舞いは、美しいものから離れても消えることはありません。

加藤さんはこう、おっしゃるのだけれど。
私は疑問を感じてしまった。

ずっと。美の記憶は残ることは私の場合、間違いない。
考え方と振る舞いも消えぬと思いたいのだけれど。
消えはしなくても弱る・薄れるということはあると思う。

消えても構わないという気持ちもあって。
それでも時々、ハッとして。
いかん、いかん、そうじゃない、と。

美しいものを選べる自由があるのに。
わざわざ選ばないような生き方はしたくない。
でも、選ばないということも、たぶん自由で。

自分がしたい方がどちらか、ってことなんだな。
美しいということを絶対的に正しいと言い張ることは。
もう、今は私はできないから。曖昧なんだな。

セレブじゃなければ美しくあれないと言ってはないのです。
そこのところは、どうぞ誤解のなきように。

セレブの真似事をできるくらいの財力のある人は。
可能であれば、美しさを念頭に置いてもらえたらいいな。
世の中に美しいものは多い方がいいです、単純に。

お金があることが良くも悪くもないし。
お金がないことが良くも悪くもないし。

ただ、それぞれの立場なりに引き摺られやすい悪趣味はある。
ま、悪趣味も俗悪の極みまで行き着けば。
凄味のある、何か美しさに近いものになるようにも思えるけれど。

物に限った話をすれば。
理想的なのは、「良質な天然素材を長持ちさせる」こと。
古びてもみすぼらしくならず、風合い、風格になるものを持ちたい。
そして、そういうものを愛着を持って使いたい。

長く愛用していても、ボロボロはイヤだし。
安いものをどんどん買い替えて新しくするのもイヤだ。

でもねぇ。風合いとか風格がそもそも似合う人なんているのか。
そういう物が似合う空間が存在しているのか。

ミニマリストになることが美への近道にも見えてくる現代に。
物好きの私でも、ミニマリストに転身しようかと思い詰めるくらい。
無駄を楽しむ余裕は消えゆくばかりなのに。

物語のなかで。過去の幻影として。
ひとときの夢としてしか味わえない贅沢として。
「美」はあるのかもしれない、もはや。

現実の中にひょっこり美しいものがあると。
もはやそれは癒しではなく。攻撃のようにも受け止められる。

病んでいるのかもなぁ・・・私。
それは言い過ぎにしても。疲れているんだな。

(2018.2.13)
美の基準も揺らぎがちで。
これが確固たるものであれば。
それはそれで、防具となり得るような・・・
こうして時々、加藤女史に活を入れられるのは。
私にとっては良い薬になるみたい。

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  • 2018年08月19日 (日)

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