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海は涸いていた  白川 道

2010.10.18 白川 道   comments 2
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新潮文庫
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欠落を抱えた人間しか小説家になんかなれないと解説者が力説している。
確かに。この迫力はそうでなくては生まれぬであろう。

ハードボイルドなわけである。典型的な。まるで目新しさはない。
して、思う。つくづくと。私はハードボイルドが好きなんだなぁと。

暗くて独りよがりの格好つけな中年男が主人公と相場は決まってて、
しかも大抵、自滅の道を歩むという・・・
そこに不幸な生い立ちとか加わったら完璧。
そんなんに痺れるようじゃ、あまりに単細胞じゃないか。


ああでも、やっぱりこういうの好きだな。
悲しいというより、切ない。
切なさが澄んでいなくて、濁っている。

暗く淋しい夜道で。
自分の足音を聞きながら歩いてるような、しんとした気持ち。
そういう心の静けさを呼び覚ましてくれる、そこが、いい。

(1998.6.21)
私が読んだのと、表紙が違う・・・ええっ。
映画化してたんですか、これ・・・。役所広司と渡辺謙で?
うーん、どうなんだろな、それって。
白川道氏も再会したい作家さんですね。


突然ですが、たまたまこのブログに出会って、私も本がすきなので、余計なお話かもしれませんが。一言書きたくなってしまいました。
白川さんが好きなら、船戸与一さんもきっと好きになると思いますよ。一度読んでみてください。世伝説なき地、神話の果て、猛き箱舟等なんでも面白いとおもいますよ。
2011.09.11 23:41 | URL | 片岡 淳 #- [edit]
本好きさん、大歓迎ですe-420
コメントも気が向いたら、いつでも書きこんで下さいね。
私、コメントを頂くのが何よりの楽しみなんですよ。
本のお勧めは、特に嬉しいです。

船戸与一さん、読んだことあります。
「砂のクロニクル」と、あと・・・なんだっけかな・・・。
随分と昔のことです。船戸さんの小説はスケールが壮大!
好き嫌いを超えて圧倒された印象が残っています。

久しぶりに読みたくなりました。
著作が多過ぎて、どれから読んでいいかわからなかったので。
挙げてくださった本から、読んでみますね。

しばらくは、読めなさそうですが。リストに入れておきます!
今年の年末は「文学・哲学」重点に読書するつもりなのですが。
次はがらっと変えて「ハードボイルド・冒険小説」にしようかな。

ありがとうございます。
また、お勧めの本ありましたら、教えて下さいね。
2011.09.12 09:25 | URL | 彩月氷香 #b98C2Btc [edit]


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時々、写真や雑記も。

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  • 2010年10月18日 (月)

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