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『アマニタ・パンセリナ』中島らも

4087741745
集英社
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解説で山崎幹夫という人が最後に、こう書いている。

この本を読むと、らもさんの本を何から何まで読んでみたくなる。
この本は、まさにらもさんの不思議な世界そのものである。

そう。私も今、中島らもをどんどん読んでみたい気分。

とても負の引力が強いようでいて、捨て鉢に生きているようでいて、
常人を遥かに上回る活力を持って生きていた人。
愛すべき人だ、という感じがする。憎めない。
・・・そのハチャメチャな常識ハズレの行状にも、
あっさり共感してしまいそうになる。

一方で、ガツン、とアタマを殴られるような衝撃がある。
非合法であること、自らを傷つけることは、「罪」だろうか。
人間らしく生きる、ことのなかに、ドラッグをやって自分を
ボロボロにすることすら含まれるのだろうか。

どっちみち人生は短く不条理なものだ。
・・・小市民的な道徳の概念が、吹っ飛んでいく。

ほんとうに不思議な才能の持ち主だ。

(2006.10.12)
らもさんの実体験に基く、ドラッグがひしめく世界。
ある意味、とても危険な本。読んで怒りを感じる方もあるでしょう。
でも。私は、らもさんの優しさと真摯さと、それを包む、
他にどこにもないようなユーモアに惹かれます。
クスリでなくても、アルコールでなくても、
人間は、何かにきっと依存している。せずにはいられない。
哀しくて、でもどこかスコーンと抜けた、不思議な魅力。


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『アマニタ・パンセリナ』は私が中島らも氏に完全に降伏する決定打となった1冊でした。手にした当時のことを思い出しました。
2010.10.09 20:44 | URL | やぶからねこ #hy9433ho [edit]
コメントありがとうございます。
自分の感想を読みかえして「不思議な」という形容詞を繰返していることに気付きました。私にとって、中島らもさんは不思議な人です・・・。抗いがたい魅力のある個性と文章。「決定打」、言い得て妙ですね。
2010.10.09 22:12 | URL | 彩月氷香 #- [edit]


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  • 『アマニタ・パンセリナ』中島らも
  • 2010年10月09日 (土)

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