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心の整骨  012 other

Posted by 彩月氷香 on 20.2013 other   0 comments   0 trackback
人の妄念は、何かを呼びこむのだ、きっと。
この世のものではない、何か。現実にはあり得ない、何か。計り知れない闇の中にだって、平穏と永遠を見いだすことはできる。それは欺瞞かもしれないし、反対に奇跡と呼ばれるべきものなのかもしれない。どちらにせよ、当人にとっては何の意味もない。自覚できるものは間違いなく存在している。ただそれだけのことだ。

                    加納朋子「シンデレラのお城」

引用したのは「モノレールねこ」という短編集に収められた一篇の一節。
妄念の中に生きること、がちょっと他人事ではない感じがして。

「自覚できるものは間違いなく存在している」という、一言は。
裏返せば、「自覚できないものは間違いなく存在していない」。

そのどちらもが常識にのっとって判断すれば、「狂気」の始まりだろうけれど。
その中でしか生きられないほどに、強い想いもあるのだと・・・。

加納さんの紡ぐ物語は、とてもとても優しい。

でもね。以前も言いましたが、この短編集の中の白眉は、
何といっても「バルタン最後の日」です。
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