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英国の文学  吉田健一

2010.03.11 英国   comments 0
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岩波文庫
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著者のいわんとすることの十分の一も理解できたか怪しい。
というのも、英国文学と切り離せない「詩」が苦手なのだ。

ミルトン、テニスン、ワーズワース、バイロン、ブレイク、
キーツ・・・と、英国詩人の名は諳んじている。
代表作や生涯についても頭に入っていて、雰囲気はつかめる。
しかし、好きになれない。

本書に引用された詩の数々を読み、その思いは強まった。
「おまえ」「君よ」といった呼びかけが生理的に受け付けない。

詩こそが英国文学の要と吉田氏は断言し、
シェイクスピアも詩の観点から論じているが。
それでは私は、英文学が好きいう資格がないことになってしまう。

氏の鑑賞力や感性に感嘆しつつも、気分はすっきりしない。
シェイクスピアの章は興味深かったし、
オースティン、ハーディ、フォースターといった
お気に入り作家に関する批評は楽しく読めたのだが・・・。


英国文学の代表ともいえるディケンズも私は苦手。
思いがけず、この本から理由を発見した。

「ディケンズの小説を読み難くしているものがあるならば、
 それは彼の感傷に陥る傾向である」

そうだ、それだ!私がディケンズに馴染めない理由は。

氏はディケンズの良さももちろん、認めているわけだが、
私は構わず堂々とディケンズ嫌いを通すことに決めた。

何といっても、これがこの本から得た一番の収穫だろう。

(1999.9.1)
10年以上昔、私が英国文学フリークだった頃の感想。
今も英国文学は好きで、、英国の詩は苦手。
ディケンズは今読んだら、違う感想を持てるかも。


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  • 2010年03月11日 (木)

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