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春の憂鬱

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ヒアシンスが咲いています。

心と体の不調からくる、神経の「チリチリ」を和らげてくれる、
ふんわりとした華やかさと、清らかさ・・・そして静けさ。

香りも時折、ふわっと広がります。
小さな蕾も愛らしく、少しずつ茎が伸び、一輪ずつ順に花開く様子は、
日々眺める者の心に潤いと弾みを与えてくれます。

光を求めて首を傾げるさまも、微笑ましい。
器から落ちてしまう危険があるので、手でゆーっくり、
「まっすぐな~れ」と言い聞かせながら起こしますけれど。
ちゃんと聞いてくれて、すっと立ち上がるのですよ。

終わってしまった花も、水に浮かべて名残りを惜しみます。

捨てようとした球根を見ると、一つ花を咲かせた後に、
また芽が潜んでいたこともありました。
一つ目より細いながらも茎を伸ばし、花も再び咲きました。

水と光だけなのに。なんて健気な生命力。

今、オレンジがかったピンクのと、ほぼ白に近いクリーム色、
そして私が一番好きな純白のが、咲き始めています。
また、近いうちに、写真、載せますね。

そして、ちょこっと、私の憂鬱なつぶやき・・・

2月が憂鬱なのは、忘れ得ぬ出来事のため。
これは残りの一生、ずっと変わらないと思います。

哀しみに、このひと月を捧げることでむしろ、
私は残りの月を明るく生きて行ける気がします。

忘れてはいけないこともあります。
けれど毎日、思い返して生きていくのは辛すぎる。
だから。2月だけ。今月だけ。

そうと決めてそうしているのではなく。
どうしても。季節は記憶を呼び覚ます。
すでにそれは、私だけの風物詩になっていて・・・。

そして。2月が終わっても。考えてみると私の心は晴れない。
季節の変わり目は、必ず体調を崩すのだけれど、
なかでも冬から春になる時が、もうどうにも最悪で。

これも、やはり、逆らってもダメなのだ。
おとなしく、不調は不調と受け入れて、季節が変わるのを待つしかない。

頑張ってどうにかなると思うのは、結局、思いあがりでしかない。
グズグズと泣き言は尽きることなく湧いてくるけれど、
無理なものは無理と諦めて、おとなしくしているしかない。

体調不良が引き金になって発生する心の不安定も、
増長させない程度に自分に許してあげないと、ますます悪化する。

せっかく、生命が芽吹く季節なのに・・・。
でも憂鬱の中から見る春も、綺麗。いっそう眩しく感じられる。

体内に、季節を感じ取る敏感な力があるのだな、とそう思う。
それをねじ伏せて克服するより、静かに寄り添う方が私には向いている。
(そう気づくまで足掻いた月日も、ずいぶんと長かったけれど・・・)

強くなることだけを願うより、自分の弱さの中から生まれる声に、
耳を傾けてみる日々もあればこそ、また新たな景色が見られる。
そして、そこを抜けた時、生まれ変わりの心の晴れやかさを得るのだ。

春の憂鬱。
祝いと呪いはとてもとても近くにあると・・・
そう知らしめてくれる、美しくも残酷な季節。

身動きは不自由な中に、目覚めて動き出そうと準備を始めるものがあり。
まだ形にならない、けれど生まれよう、変わろうとする芽吹きが
血を騒がせて、そわそわさせる・・・水面下に不安と期待を沈めて。

憂鬱であるからこその、とっておきの春、なのかもしれない。

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先日は優しいコメントありがとうございました。
おかげ様で少しぐらぐらしながらも、なんとか生活は成り立つようになりました。

ヒヤシンスって不思議なバランスですよね。
本来、土にいても重心の不安定なところ、水栽培、それもあの器の形。
とても不思議です。

わたしはもともとアガパンサスが大好きで、生け花で好きな花材です。
ヒヤシンスは活けたことはありませんが、この不安定さと花の持つ雰囲気に共通のものを感じます。
真っ直ぐなーれと言ってしまいたくなる。
その気持ちが良いですね。

ただ咲いてくれている姿に癒され、春を心温かに迎えられますように。
2011.02.26 15:39 | URL | ごろちゃん #JyN/eAqk [edit]
実はヒヤシンスって、昔はあまり好きじゃなかったんです。
もちょっと、すっきりした花がいいなぁって。
待つ楽しみと咲く楽しみ目当てで栽培してるうちに、
その良さが徐々にわかってきたような気がします。

アガパンサスも、房になって咲くところが少し、似てますね。
本来の色が青味の強い紫だというところも。

春は辛い季節ではありますが、ゆえに心に沁みとおるものが多く、
心はいつも温かで、澄んでいます・・・。
ものの感じ方が一際、敏感になる季節でもあるらしく、
それが良い面と悪い面との両面を持っていて。

だから、傍からみてると、だいぶ苦しそうらしいですけれど、
自分では、その苦しさを友にして好き勝手に暮らしている、
とも言えるので・・・。
しかも、そんな私を承知してくれる家族や友人に恵まれて、
とても贅沢なことだと思っています。

お心遣い、ありがとうございます。
その優しさも、私の春のコレクションに大切に加えます。
2011.02.26 23:20 | URL | 彩月氷香 #- [edit]


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読書感想がメインですが
時々、写真や雑記も。

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