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祖父・小金井良精の記(下)  星 新一

2011.03.27 星 新一   comments 0
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河出文庫
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著者が小学二年生の時の日記が引用されてて、私、これが気に入りました。
いやぁ~、おぼっちゃまだわぁ~という言葉遣いがツボ。
敬語をちゃんと使いこなしてるんですよねぇ・・・素晴らしい。

「小さな迷い猫が、にゃごにゃご泣いて、そこらを歩きます。」
うーん、小学二年生にして、猫の鳴き声を「にゃごにゃご」と表現。
後のショートショートの名手、星新一の萌芽がすでに感じられる。

全体に、めちゃくちゃ簡潔な日記なんですけど。センスがあるんです。

小金井氏は、地味に魅力ある人物ですが、どうも私は森家の面々が、
気になって気になって・・・なんでもない小話が興味深くて。

あと、脇役ながら強い存在感を放つ、星氏の父。どういう人か知りたい。
そうそう、著者は父についても本をお書きでしたよね。
「人民は弱し 官吏は強し」という傑作の呼び声高いノンフィクション。

よし、今度、それ、読もう。

(2011.3.11)
小金井氏は、面白味には欠けるきらいのある人物ですが、
こういう生き方は、つくづく羨ましいな、と思います。
死ぬ直前まで、大学へ通い(名誉教授として)、
好きな研究を一心に続けた。その仕事ぶりの謹厳なこと!
一方、孫の著者のことは、とても可愛がっていたのですね。
それが窺えるエピソードの数々が微笑ましいです。
星新一が誰よりも祖父が好き、と言ったのもむべなるかな。


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  • 2011年03月27日 (日)

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