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『遠い海』井上靖

2011.03.31 井上 靖   comments 0
廃版のため、画像はありません。

4167104245遠い海 (文春文庫)
井上 靖
文藝春秋
amazon


人間というものは、みんな遠くに見える海のようなものを持っていますよ。目をつぶると、どこか遠くに海の欠片のようなものが見える。そこだけ青く澄んでいます。

この一文に、ため息が出ました。遠い海・・・。そう、私にも、ある。

しかし、こう呟いた作中人物が愛した人は、「遠い海」を持たなかった。
この皮肉な現実を詩情を湛えてつつ、淡々と描写している。

古い小説で。風俗や言葉遣いに「むず痒さ」を感じる方もいるかも・・・。
それでも、冒頭に引用した一文が、深く心に染みとおってくると思います。

(2011.3.25)
井上靖さん、読まず嫌いでした。何故か苦手意識があって。
おそらく、歴史小説のイメージが強くて敬遠していたのでしょう。
ぼつぼつ、これから読みたいなぁと思いました。
お薦め小説がございましたら、是非、教えてください。


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  • 『遠い海』井上靖
  • 2011年03月31日 (木)

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