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まっくら、奇妙にしずか  アイナール・トゥルコウスキィ

4309270298
河出書房新社
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精緻、としか言いようが無い。見事に細やかな、絵のタッチ。
版画でも、ペン画でもない、独特な黒の色合いと線質。

なんと、この人の絵、シャープペンシル1本で描かれています。
400本の芯と、3年の月日を費やしたと言うのだから・・・凄い。

私は、数年前の「ボローニャ絵本原画展」で実物を観ましたが。
そのあまりの繊細さに絶句して見入ってしまいました。
印刷物になってしまうと、圧倒されるほどの静けさを湛えた迫力は、
幾分かは失われるような気もします。

しかし。これを、シャーペンで!?まるで、魔法のようです。

絵本の内容は、シニカルで。風刺の要素が強いでしょうか。
メカニカルな印象の、奇妙なキャラクターや風景で構成されています。
この滅亡の予感を秘めたクールさ、子供はどう受け止めるのでしょう?

(2011.4.18)
まず、画力に圧倒されます。
タイトルも、上手いなぁ。まさにその通りの印象。


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この作家さん・・まったく自分は知りませんでした。
紹介されてあるこの本・・3年前の刊行物ですか・・。
図書館へ行き、実物を確かめてきたいと思います。
(河出書房さん・・がんばってはりますなぁ・・。
数年前もゴーリーの作品を多量に刊行し、喜ばせてくれはりましたが)

描かれてある世界(物語)は、ゴーリーのそれとも共通しているのかナ?
シニカルなものであるとか・・一般のオトナにまでレンジを拡げてくれて、
自分としてはうれしいですが。
(シニカルといえば、「デリカテッセン」を勧められ、のけぞりましたぜ。
まさか女性からアレをススメられるとは・・大正解!好きな作品ですよ)。

さて、展覧会で実物を御覧になられたとか・・うらやましい。
書棚には’97年の「ボローニャ絵本原画展」のごっついカタログが・・。
あの展覧会・・特別に明るくて賑やかでよいですなぁ・・。

(「デリカ」の御返しとして「ヴェルヴィル・ランデブー」(仏アニメ)
など・・彩月氷香さんの美意識を刺激するかも・・違うかなぁ。
同監督の新作に「イリュージョニスト」)。
2011.04.28 01:45 | URL | nao #6gL8X1vM [edit]
あ、この雰囲気のアニメは、好きそうな感じ。
フランスっぽいセンスが、紹介見てるだけで伝わってきます。
新作も、まだ間に合うかも・・・行けたら行ってみます!

「デリカテッセン」、やっぱりお好きでしたか!
私の読みも捨てたもんじゃないですね~(得意げ)

映画に関しては、正直、自分のツボが良くわからず。
時間と気力のある時に、好きな映画の記事を書きたい、
と、ずーっと思ってはいるんですが。
上手くまとめられる自信がないんですよねぇ(汗)

ボローニャ絵本原画展は、毎年恒例で行くのですが。
去年はパスしてしまいました。今年は行こうかな。
というよりも、展覧会、行けてないなぁ、最近。
2011.04.28 13:25 | URL | 彩月氷香 #b98C2Btc [edit]
絵本作家なんですね~。
初めて見ましたよ^^
それにしても圧倒的な描写力です。
シャ―ペン1本。
オレも持っていますけどね~(笑

2011.04.28 22:55 | URL | waravino #JyN/eAqk [edit]
ほんとに、凄いんですよね。
もうねぇ~原画を観た時、圧倒され過ぎて。
へばりついて、口をぽか~ん、状態でした。

シャーペンが画材になるなんて考えたこともなく。
ま、下手ウマなイラストとかならありそうだけど。
芯は、HBなのか?2Bくらいなのか?Bか?Hか?
それとも、何種類か使い分けるのか?気になる!

知っても、私には描けないから意味ないですが(笑)
2011.04.28 23:09 | URL | 彩月氷香 #b98C2Btc [edit]


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時々、写真や雑記も。

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  • 2011年04月28日 (木)

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